幸残(ゆきなごり)

珍しく架空の人物しか出てこない物語です。
未だに恋愛というものはよくわかりませんが、30代の始めの頃に甘いだけの妄想話を書きました。

幕末に近付きつつある彦根城下町。
奉公に出された少年慎は、奉公先で2歳年上の幸と出会う。
店主の娘と奉公人の二人の人生を、幕末維新という舞台で書きました。

「お嬢様、おめでとうございます」
 白無垢のお幸さんを目の前に想像しながら、私はそう語りかけた。
「もう、この歳でお嬢様もないと思うんだけど……、慎兵衛はいつまでそう呼ぶつもり」
お嬢様は想像でも生意気だ。
「えっ、あっ、でも、私はその呼び方に慣れておりますので」
「まあ、慎らしいと言えば、らしいかな。子どもの頃から変...

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作品更新日 :
2018-09-02
文字数 :
16,800
閲覧数 :
112

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