「傍にいること」

 「傍にいること」



日向に連れられて向かったのは、街の大学病院。
駅で電車を降りて、バスを乗り継いで二十分くらいの距離。
電車の中でも、バスの中でも、日向の口数は少なかった。
病院に近付くにつれ、日向の表情は緊張したものに変わっていく。
うねうねと曲がりくねった道を上り、市街地から離れた山の近くの閑静な場所。
そこに日向の母親が入院している病院があった。

日向は、慣れた様子で真っ直ぐ病院の中を進む。
行きついたのは、東棟の五階。
エレベーターが開くと、目の前にナースステーションがあった。
ナースステーションには白い服を着た女性が数人いて、書類やノートを見ながら何か作業をしていた。
そのうちの一人が顔を上げて、軽く微笑んだ。

「日向君。」

二十代半ばくらいの若い女性の看護師。
穏やかな微笑みは、優しそうな雰囲気が漂っている。
まさに白衣の天使と呼ぶに相応しいくらいの綺麗な人だった。

「今日は、お友達も一緒なのね。」

そう言って、その看護師はナースステーションから出て日向に歩み寄る。
ネームプレートには『美波沙織』と書いてあった。
日向は軽く会釈をする。それに続いて、自分も控えめに頭を下げた。

「よかったね、日向君。お母さんは、もう大丈夫よ。
 容体も落ち着いてるし、早くて来週には退院できそうなの。」

「…そうなんですか。」

優しく微笑む美波とは裏腹に、日向の表情が強張っているのがわかった。
美波が日向に話す言葉は全て優しいものだったけれど、日向の家庭事情を知る自分からすれば、その言葉はひどく残酷なものだった。

美波と別れて、日向は病院の廊下を奥へと進む。
そして、日向は516号室の前で立ち止まった。
その病室の前には、『高橋 奈津子』というプレートが掲げられている。
ここに、日向の母親がいる。

日向は、胸に手を当てて深呼吸をした。
よっぽど緊張しているのだろう。
日向の視線は、足元を見つめている。
表情は強張っていて、口を真一文字に結んでいた。
猫背の背中は、不安を背負っているようだった。

将悟は、日向の背中を軽く叩いた。

「あんまり気負うなよ。俺もいるんだから、大丈夫だ。」

日向は驚いた表情で顔を上げたが、すぐにその表情は緊張に染まる。

「…ああ。ごめん。」

そう言って、日向はしばらく扉を見つめた。
そして、決心したように息を吐くと、固い表情のまま、日向はトントンと病室の扉を二回ノックした。

「…はい。」

部屋の中から聞こえたのは、か細い女性の声だった。
ゆっくりと、扉を開ける。
日向の背中越しに、無機質な個室のベッドに腰掛ける女性が見えた。
これが、日向の母親―。

日向の母親は、将悟が想像していたよりもずっと若かった。
綺麗な二重瞼、すっと通った鼻筋、シャープな顎のライン。
細く華奢な体に、透き通るように白い肌。
化粧をしていなくても、一目で美人とわかる。
よく似た親子だと、将悟は思った。

扉を開けたけれど、日向は部屋に入ろうとしない。
何と言葉をかけていいのかわからないのか、無言だった。
将悟も出しゃばるべきではないと思い、日向が言葉を発するまで沈黙を貫いた。

けれど、日向はなかなか口を開かなかった。
緊張で固まってしまったのか、かける言葉が見つからないのか。
無言で扉の前に立つ二人に、母親は困惑と怯えが混ざったような表情をした。
そして、ゆっくりと日向と自分の顔を交互に見て、おずおずと口を開いた。

「あの…どちら様…ですか…。」

母親が発した言葉に、部屋の空気が凍った。
日向は目を見開いて固まっている。
自分も言葉を失った。

「どうしたの?中に入らないの?」

ふいに、後ろから声を掛けられる。
さっきナースステーションで会った美波が背後に立っていた。
美波は空気を読まずに二人の背中を押して部屋の中に入れ、天使の微笑みで母親に笑いかける。

「よかったですね、高橋さん。息子さんが来てくれましたよ。」

「息子…?」

意味がわからないというような顔で、母親は呟く。
もう一度日向と自分を交互に見て、困惑した表情で美波に向き直る。

「私に…息子がいるの…?」

その言葉に、美波も驚いた顔をした。



母親の異変に気付いた美波は、他の看護師や医師を病室に呼んだ。
狭い病室がたくさんの大人で埋め尽くされ、自分たちは「検査があるから」と言われ、病室から追い出されてしまった。
日向は呆然としたまま言葉を失い、母親もまた、怯えたような、混乱したような、おどおどとした態度を取っていた。

仕方なしに、今日は出直そうと、二人は帰路に着いた。
帰りのバスでも電車でも、日向は無言だった。
終始背中を丸めて、何かを考えるように足元を見つめている。
当然だろう。実の母親が、息子のことを忘れていたのだから。

無言で二人は帰りの電車に揺られる。
外はもう、真っ暗だった。
行きの電車に比べて、車内は少しだけ賑やかだった。
仕事を終えたサラリーマンや、授業を終えた学生らしき人間がチラホラと乗っている。
けれど、駅を一つ過ぎるにつれ、その人々の数はどんどん減っていく。
五駅も過ぎれば、車内はまた二人きりになった。

将悟は、日向に何と声を掛けたらいいかわからなかった。
あの時、日向の母親は、自分と日向の顔を交互に見た。
あれは、演技なんかじゃない。
どちらが息子かさえも、わからなかったのだろう。
いや、どちらも息子だとはわからなかったんだ。
知らない人だと、他人だと思ったのだろう。

―あの…どちら様…ですか…。

日向は、どんな思いでその言葉を聞いたのだろう。
あれだけ緊張しながらも、病室の扉を叩いたのに。
想像がつかない。記憶喪失だなんて、ドラマや映画の世界だけだと思っていたのに。
今、日向が何を思い、何を考えているのか、わからない。
複雑な思いが、胸の中を渦巻いているのだろう。

結局、自分が日向に付いて行っても、何もできなかった。
本当に、何も。
ただ隣にいることしかできなかった。
だって、仕方ないじゃないか。
どうしようもなかった。

「あんまり思いつめんな。なんとかなる…さ。」

そんなありきたりの言葉しか、言えなかった。
日向は頷きもせず、ただ無言で足元を見つめていた。
気まずい空気と重い沈黙の中、電車は進んで行く。
将悟は窓の外を眺めてみたけれど、辺りは真っ暗で、ガラスに映る自分の顔しか見えなかった。

往復四時間近く電車に揺られて、やっと地元に帰ってきた。
電車からホームに降り立つと、待合室の切れかけた薄暗い蛍光灯の下に、人影が見えた。
その人物は顔を上げて、こちらを見ると、迷いもせずに駆け寄ってきた。
一人きりで待っていたのは、百合だった。

「ひーくん…っ!」

そう言って、百合は日向の胸に顔を埋めて抱き付く。
一度帰って着替えたのだろう。私服の白いワンピースを着ていた。
日向は驚いた様子で、目を瞬かせる。

「百合…。こんな時間に、一人でこんなこといたら危ないだろ。」

「私、ちゃんと待ってるって言いました!」

顔を上げた百合は、怒ったような、泣き出しそうな顔をしていた。
日向を心配して、いてもたってもいられなくて、ここでずっと待っていたのだろう。
百合の性格を考えたら、大人しく家でじっとしているわけがないと、わかっていたけど。

「怪我してないですか?どこか痛くないですか?ひどいことされませんでしたか?」

矢継早に、百合は言葉を紡ぐ。
日向が心配で仕方がないのだろう。
日向はその勢いに気圧されながらも、小さく微笑みを作った。

「大丈夫。何もなかったよ。」

「本当ですか…?」

百合はそう言って、日向を見つめ、自分の顔を窺った。
何もなかったわけじゃないけれど、ひとまず日向は無事だ。
余計なことは言わない方がいいだろう。

「ああ、本当に何もなかったよ。」

そう将悟は答えた。

「よかったあ…。」

百合は、安心したように胸を撫で下ろす。

「中村先輩、有難う御座います。日向先輩が無事で、本当によかった。」

そう言って、自分に向かって丁寧に頭を下げた。
今時珍しい律儀な子だ。

待合室の古い壁掛け時計を見ると、時刻は二十二時を回っていた。
もうこんなに遅い時間になっていたのか。
辺りはすっかり真っ暗だ。僅かな街灯以外の灯りがない。

将悟は待合室の壁に貼られている時刻表を見た。
上りの電車も、下りの電車も、もうないようだ。
この駅を通る電車の運行は既に終わっている。
田舎の終電は、早いのだ。

「それより…もう電車ないだろ?百合ちゃんどうするんだ?」

「日向先輩のおうちに泊まります。」

百合はニッコリと微笑む。

「…え?」

日向はそんなことを聞いていなかったらしく、驚いたような声を上げた。
百合は日向に向き直り、戸惑う日向に微笑みかける。

「もう電車もないですし、家にはお姉さんが上手く誤魔化してくれますから、いいでしょう?」

「え…でも…俺、明日朝からバイトなんだけど…。」

「一緒に寝るくらいならいいじゃないですか。ちゃんと朝になったら帰りますし。」

「うん…まあ、それなら…。」

「決まりですね!」

「ええ…ああ、うん…。」

戸惑っているうちに、日向は百合に丸め込まれた。
完全に百合のペースだ。案外、強かな子なのか。
でも、こうしてみると相性のいい二人なのかもしれない。
少し控えめな日向には、百合くらい気が強くて、引っ張ってくれるタイプの子が似合う。
その証拠に、日向の表情はすっかり柔らかくなっていた。
今日のところは、大丈夫そうだ。

「じゃ、俺帰るわ。」

心配ないようだし、邪魔者の自分は、とっとと家に帰ろう。
せっかくの週末だし、二人きりにしてやらないと。

「中村先輩、本当に有難う御座いました。おやすみなさい。」

百合は再びペコリと律儀に頭を下げる。

「将悟、有難う。遅くまでごめんな。」

日向も軽く頭を下げた。

「おう。また病院行くときは呼べよ。おやすみー。」

そう言って、片手を上げ、将悟は二人に背を向けて帰路に着いた。






百合は、半ば無理矢理に日向の家に押しかけた。
二人が言う、大丈夫だとか、何もなかっただとか、そんな言葉、信じられなかった。
だって、帰りの道中、日向は何かを考えるようにぼーっとして、口数が少なかった。
何かあった時に、必ず日向はこうなることを、自分はよく知っている。

何もなかったわけがない。何かあったんだ。
それが他人から見て些細なことであったとしても、この人にとっては重大なことなんだ。
こういう時にこそ、自分が傍にいてあげないと。
一人で抱え込ませないように。重い荷物を背負い込んでしまわないように。
今は日向を一人にはしたくなかった。

いつも通り、一緒に料理を作って、一緒に夕食を食べて、少しまったりとした時間を過ごして、順番にシャワーを浴びた。
料理をしてる時も、食事をしている時も、まったりと過ごしている時も、日向は笑った。
けれど、その笑顔はどこか寂しそうな笑顔だった。

シャワーを終えて部屋に戻ると、日向が髪を乾かしてくれた。
美容師になる練習だと言って、自分を椅子に座らせて、丁寧にドライヤーとブラシを扱う。
日向の長い指が、自分の髪に触れる。
優しくて繊細な手付き。
触れた指先から、日向の優しさが溢れているみたいだ。
心地いい。まるで、お姫様になったみたいだ。

髪が乾ききった後、日向はヘアアイロンを持ち出してこう言った。

「ね、今日も練習していい?」

「いいですよ。」

「ありがとう。」

そう言って、日向は微笑む。
そして、自分の髪を手に取り、すっかり慣れた手つきで髪を巻いていく。
こうやって日向の家に行ったときは、ヘアセットの練習台になる。
元々器用な日向は、書店で買った雑誌を読みながら、難なく様々な技術を身に着けた。
難しい用語とかは、自分はよくわからないけれど、いつも完成形は綺麗で、友達や家族に自慢したくなるほどだった。
それに、自分の髪を弄ぶ日向は、練習と言うよりは、少し楽しんでいるようにも思う。
元々こういう細かい作業が好きなのだろうか。それとも、自分の髪を好きだと思ってくれているのか。
日向が嬉しそうに自分の髪に触れるたび、自慢の長い黒髪を伸ばしていてよかったと百合は思う。

けれど、今日の日向は楽しんでいるというよりは、ただ髪を巻くことに集中しているようだった。
まるで、何も考えないように、ただ作業的に手を動かしているようだった。

「なんかさ…手動かしてないと落ち着かなくて。」

ヘアアイロンに髪を絡めながら、ポツリと日向が呟いた。

やっぱり何かあったんだ。
百合は、目だけで振り返り日向を見る。

「何が、あったんですか?本当に大丈夫だったんですか?」

「うーん…俺は、平気。何もない。」

目が合うと、日向は瞳を伏せた。
視線を落として、器用にヘアアイロンを操る手元だけを見つめる。
長い睫毛の先の瞳は、愁いを帯びていた。

「何もないんだ。本当に何もない。何もされてない。」

小さく首を振りながら、言い聞かせるように日向はそう言った。

けれど、そんなわけなだろう。
何もないのなら、どうしてそんなに悲しそうな顔をするのか。
どうして辛いのを誤魔化すように、手を動かし続けるのか。

作業を止めずに、静かに日向は呟く。

「…母さんに会ったら、…どちら様ですかって…言われた。」

「なにそれ…それって、記憶喪失ってやつですか?」

「まだわからない。すぐに病室追い出されちゃったし。今頃、検査でもしてるんだと思う。」

「そんな…。」

日向の言葉に、百合は言葉を失った。
実の母親に、そんなことを言われるなんて。
自分だったら、どんな気持ちになるのだろう。
寂しい?悲しい?切ない?辛い?
いや、何も言えずに立ち尽くすだろう。
だって、あまりにも理不尽すぎる。実の息子の顔を忘れるなんて。

自分の考えていることを察したのか、日向は小さく微笑んだ。

「俺は平気だから。…ごめんな。心配して泊まりに来てくれたんだろ?」

自分の行動は、日向に見透かされていた。
一緒に過ごした時間はまだ短くても、それくらい二人の間には信頼があった。
出会ってから半年、付き合ってからもうすぐ三ヵ月。
その短い時間の間に、たくさん日向は自分のことを知ってくれた。
自分もまた、今まで知らなかった日向のことを知った。
だからこそ、一人にしたくない、傍にいたいという自分の気持ちを日向はわかってくれる。

自分にできることなんて、高が知れている。
けれど、ただ傍にいることも、自分の役割なのだ。
傍にいることで、少しでも日向を癒せたら、と思う。

「はい、終わり。できたよ。こっち向いて。」

ヘアアイロンの電源を切って、日向は言う。
自分は素直に日向の方を向いた。
日向は指先で自分の髪を軽く整え、満足そうに微笑んだ。

「うん、可愛い。」

日向に可愛いと言われるのは、好きだ。
日向の優しい指先で愛でられるのが、好きだ。
日向と過ごす甘く淑やかな時間が、好きだ。
日向が、好きだ。
日向の支えになりたい。この人を、一生支えていきたい。


夜も更けてきて、二人は一緒にベッドに入った。
向かい合ってピッタリとくっついて、どちらともなく手を繋ぐ。
眠る時に手を繋ぐのは、二人の癖になっていた。
他愛のない話をして、静かな夜を彩る。
なんでもない、幸せな時間。

「百合はさ、高校卒業したらどうする?」

ふいに、日向がポツリと呟く。
自分の手を握って、手の平を閉じたり開いたり。
まるで、自分の手の感触を確かめているようだった。

「うーん、私も専門学校行こうかなあ。保育士さんとかいいですよね。子供と触れ合えるし。」

「子供、好きなんだ。」

「はい。小っちゃい子って可愛いですよ。」

そう言って、百合は微笑む。
日向は少し考えるように目を伏せた。

「…あのさ、百合は…子供ほしい?」

「え?」

「あ…、将来!ずっと先のこと!…別に、今すぐって意味じゃなくて。」

口元を手で覆って、慌てて取り繕う。
同じベッドで二人きり。勘違いされると思ったのだろうか。
日向がそんなことをするわけないと、自分はわかっているのに。
そんな日向が可笑しくて、百合は笑ってしまう。

「そりゃ、欲しいですよ。できれば二人以上。兄弟がいいですよね。一人っ子だと子供が寂しいだろうし。」

「そっか…。」

そう言った日向が、目に見えて落ち込んだのがわかった。

どうしてだろう。
最近、二人の遠い未来の話をするようになって、日向は自分との将来を考えてくれていると思っていたのに。
何か不安でもあるのだろうか。何が日向をそんなに悩ませるのか。

「ひーくんは嫌なんですか?子供嫌い?」

「いや、そういうわけじゃないけど…」

もごもごと日向は口ごもる。
そして、言い辛そうに口を開いた。

「俺…父親になる自信無いっていうか…。ほら、虐待の連鎖とかって言われるし…。」

「虐待の連鎖…。ひーくんは、そんなことしないでしょう?」

「…まあ、俺だってそんなことするつもりないし、したくないよ。
 でも、やっぱり怖いって言うか…自信無い。」

虐待を受けた子供は、大人になって親になったら自分の子供に虐待をしてしまうという話を聞いたことがある。
けれど、全ての人に当て嵌まるというわけではないと思う。
日向は優しい。凄く凄く、優しい。
人の痛みがわかる、優しい人間だと思う。
誰かに暴力を振るえるような人じゃない。

「大丈夫ですよ。ひーくんの手は、優しい手です。誰かを傷付ける手じゃ、ありません。」

「百合…。」

百合は、日向の手をギュッと握った。

「将来のことは、これからゆっくり考えて行きましょう?私たち、まだ高校生なんですから。」

この人に過ちなんて犯させない。
自分が日向の傍にいて、日向を守るんだ。
傍にいる、ただそれだけでも、日向を救えるはずだ。

麻丸。
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麻丸。

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