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あらすじ

 時は戦国、天正六年。降り続いた雪が止んだある日、一人の男が長浜城を訪れていた。羽柴秀吉の軍師として名高い竹中半兵衛である。この地を「我が子のように見守ってきた」という彼が、長浜にまつわる自身の過去を回想する。姉川の戦い、小谷城攻め、長浜築城……この地で起きた様々な出来事の中で半兵衛は、己の全てを懸けてでも実現させたいと思うある志を見出だしていた。しかしある日、自分が病に冒されていることに気付き……。自分の志を遂げるために、半兵衛がとった行動とは? そして長浜という地は、半兵衛にとってどのようなものであったのか?

作品更新日 :
2018-11-30
文字数 :
19,989
閲覧数 :
1,455

目次

古尾谷志歩

古尾谷志歩

プロフィール

みんなの感想 1件のレビュー

  • カバかもん

    4.0

    史実をつぶさに紐解き竹中半兵衛の魅力を引き出されています。あまりメインとして扱われなさそうなポジションの人ですが、本作を読み終えた後は身近に感じるようになれました。

    脚色を越えて、私の知るその時代の風習と大きく異なる見解があったことや、
    心情描写や説明が長く感じられたり、読み辛い漢字が...多用されているのが惜しく感じました。

    私にはない、これだけ大ボリュームの硬派な歴史物を描き切る力量に感服いたします。

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