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あらすじ
雅楽の龍笛奏者である橘音弥は、長浜市の最北端に位置する、余呉の町に向かっていた。
そこは他界した母の故郷であり、余呉湖のほとりには、優しい祖父母が暮らしている。
ある朝湖に散歩に出た音弥は、湖畔に注連縄で囲まれた、奇妙な石があるのを発見する。
石碑に刻まれた文から、その場所が湖に昔から伝わる、菊石姫伝説の悲しい物語の舞台である事を知る。
その切ない物語に胸を打たれた音弥は、彼女を偲んで即興で龍笛を演奏する。
その後毎日のようにその場所に足を運び、笛を吹く様になった音弥は、帰京が迫ったある美しい満月の夜、
驚くべき体験をするのだった・・・
美しく幻想的な余呉湖を舞台に、伝説の物語をもとにした心温まる高次元ファンタジー。
- 作品更新日 :
- 2020-01-14
- 文字数 :
- 17,863
- 閲覧数 :
- 2,121