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あらすじ
雅楽の龍笛奏者、橘音弥は二十歳の誕生日を迎え、橘流四代目継承者として初の単独公演の舞台に
立っていた。客席から満場の拍手をもらった音弥は終了後、思いがけない人物と再会する。
その人物は一年前の夏、故郷の余呉湖で、音弥が現実とは思えない衝撃的な体験をした事実を知っている、神社神主轟宗次郎であった。彼は翌日、都内の長浜関連スポットに案内し、その後二人は酒を酌み交わして語り合う。 数日後、音弥は父親から橘家の家宝の、年代物の龍笛を見せられる。それは初代が愛用していた特別な逸品
で、吹く者を選ぶと言われる名笛であった。以降、その笛と格闘の日々を送ることになった音弥は
ある日、神社にて一風変わった少女と出会う。巫女見習いと言う彼女は音弥に好印象を残す。
そんなある夜、音弥の携帯が突然けたたましく鳴り響く・・・
長浜ものがたり大賞奨励賞を受賞した、龍雲、はるかにの続編となる作品。
- 作品更新日 :
- 2020-01-14
- 文字数 :
- 12,914
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