Novel
ショート/短編

とんぼ

かんほくと
作者
かんほくと

宇宙というものと、恋というものについて

注文の多いお隣さん

リネセス
作者
リネセス

朝の目覚まし音がなる。スマートフォンで設定していたアラームだった。 Fはおもむろに枕の真横をガサガサと探していた。 「あった‥。」 画面を見るとそこには、出社時間ギリギリの7時45分と表示されていた。 「うわ、もうスヌーズ全然気付かなかった。」 Fは几帳面な性格をしていたので、何回もスヌーズをかけていた。 昨日の上司からの宿題をこなすべく一人会社で遅くまで残業していたツケが回ってしまったのだった。 Fの身体は深い眠りでスマートフォンの小さなアラーム音には反応しなかったようだ。 「急いで準備しないと。」

かんほくと
作者
かんほくと

恋とはどんなものだろうという話

かんほくと
作者
かんほくと

男女にとっての自由とはなんだろう、あるいは本当に大事なものとはなんだろう

かんほくと
作者
かんほくと

蟹だけど・・・それはあなたかもしれない

昔々あるところに

リネセス
作者
リネセス

山奥の小屋におじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは齢にして70をゆうに超えていて、おばあさんは60をゆうに超えていました。 おじいさんは毎朝、日の出とともに起きると川へ洗濯をしに行き、おばあさんは山へ木を切りに行きました。

我が輩は猫でありけり

リネセス
作者
リネセス

今日は良い天気。こんな日は、外に出て温かい日差しの中で昼寝が一番ではないか。 そうクロは思った。ご主人様が帰るまでは時間がある。どうやってこの時間を潰そうか。

失敗作

リネセス
作者
リネセス

「博士・・。やりましたね。実験は成功です。」 「うむ。まだ本当に成功なのか検証をする必要があるが、ひとまずは成功と言えそうだな。」 「これで、長年の苦労も報われたってもんです。今日は祝杯をあげにいきましょう。博士の好きなマッカランでもどうです。」 「うむ。」 「どうしたんです。博士は嬉しくないんですか。」 「いや、そういうわけではないのだが、本当に実験は上手くいっているのか確かめないと。」 「いやいや。絶対に実験は成功ですって。」

ナニモノ

リネセス
作者
リネセス

今日も学校の屋上で一人、ボーっと空を見上げる。 目の先には雲がゆらりと流れていて、風が穏やかな事を僕に伝えていた。 青々とした空と白い雲は、いつだって僕を心地よい時間に誘ってくれる。 そうだ。ルートヴィッヒ・フォン・ベートーヴェンの田園を聴いているかのような。 田舎での生活の思い出を描写したと評されている作品は、Yの心を穏やかな空間へ運んでいった。 今日はいつまでここにいれるだろうか。時間を任せられるくらいここに居たい‥。 そうYはふと思った。

不幸泥棒

高城飛雄
作者
高城飛雄

『不幸泥棒』――それは他人の不幸を盗む泥棒。 幸せとは何か。不幸とは何か。『幸』と『不幸』の差を知る童話のような物語。

続・優しい人

樹樹
作者
樹樹

私は、荒木太陽がものすごく、しつっこい男だということを知っている。 私には他人の寿命が”影の濃さ”で見えるのだ――。 『優しい人』の続きの物語。 ショートショート『優しい人』の書き下ろしの続編です。

優しい人

樹樹
作者
樹樹

僕は光さんが本当は優しい人だということを知っている――。 会社では”美人だが冷たい”と敬遠されている彼女の本当の姿とは。 ちょっと奇妙なホラー系ショートショート。

エサとカテ

樹樹
作者
樹樹

最近なんだか生きている実感がしないなぁ、 なんてぼーっと考えながら夕飯を作っていたら、包丁で指を切った。 そこに「もったいない」と声をかける小さなコウモリが現れて――。 吸血鬼の少年と、綺麗なお姉さんのほんのりショートショート。

ある死刑囚の夢

樹樹
作者
樹樹

オレは死刑囚だ。 いや正確に言うともう死刑囚ではない。 本来ならもう処刑されているところだ。 この国では昨今、『死刑』か『死ぬまで人体実験の被験者になる』か、 死刑囚本人が選べるようになったのだ――。 SFホラーショートショート。

間引き

樹樹
作者
樹樹

ある日突然、人間が地球外からの宇宙船に攫われはじめた。 なすすべもなく連れ去られる人間たちと、地球の行く末とは――? SFショートショート。

うさぎの夢

樹樹
作者
樹樹

「うさぎにおまんまをやるのを忘れちまっただろか?」 今はもう飼っていない”うさぎ”の餌を気にする母の言葉の本当の意味とは――。 ホラー系ショートショート。

消失論

樹樹
作者
樹樹

”人類はなぜ尻尾をなくしたか?” この問いに対する答えを見つけるため、疑似尻尾を装着する実験が始まったが――。 ほんのちょっと未来が舞台のSFショートショート。

世界の平和

樹樹
作者
樹樹

”ある日突然、世界は平和になった――” UFOが空に浮かんでいるのが日常の光景になったある日、人類に突然あるメッセージが届けられた。 世界平和実現の秘策とは――? ブラックユーモア・ショートショート。

帰郷

樹樹
作者
樹樹

マナは宇宙船の窓から 懐かしい地球を見つめていた。 そこには母と引き裂かれた悲しい思い出があった。 現代~近未来のショートショートです。

古代の箱

樹樹
作者
樹樹

ある遺跡から発見された 封印された謎の箱の正体とは……? 史実も織り交ぜた、現代が舞台の ショートショートです。

アメ(微BL)

立花ゆずほ
作者
立花ゆずほ

微BL。洋平は同棲中の彼女綾乃に別れを切り出す。理由は、他に好きな奴がいるから。でも、その恋は決して報われない。だから、洋平はこれからも打ち明けるつもりはない。

しゅうえん の し

ななん
作者
ななん

女の子が何やかんやあって死んでしまったようです。 何でこんな簡単なことに気付けなかったんでしょう。 それは気付くと息苦しく感じるからです。

一人の主と一人の使用人

nor_phesor
作者
nor_phesor

良家のお嬢様が使用人とかとぐだぐだしてたりしてなかったりしてます。

ぐるぐるまわる日々

猫屋ちゃき
作者
猫屋ちゃき

誰かを好きになったり、そんな友達を見てやきもきしたり、仲良くなりたいのにうまくいかなかったり…… 高校生たちの様々な感情が交錯する連作短編集。 各話ごとに目線が変わります。

蒼黒のクロックタワー

碧空澄
作者
碧空澄

 あの時計台に乗り込み、終わらない輪廻から抜け出してやる。  繰り返す毎日。終わらない無限ループ。鍵は、街の真ん中にある時計台だった。  長編にしようかなと思いましたが、時間がないので短編にしました(*^^*)

TwitterSSログまとめ

湊家  やひの
作者
湊家 やひの

Twitterにて文字数制限ぴったりに書いたssです。 文字数最優先の為少し可笑しな文もあるかもしれませんがよろしければお読み下さい。 加筆修正してあるものもございますが基本的に手は加えておりません。

天翔る豺狼、地に伏せる黒竜

碧空澄
作者
碧空澄

 まるで狼のようだと、誰かがそう形容した。  破壊欲に苛まれ、人を殺して回る殺人鬼の『狼』と、絶対的正義の象徴である『竜』のお話。  厨ニ病大爆発! かつて最強だった14の頃を忘れまいと書いた小説です。

【競演】雨とネコ

なぎのき
作者
なぎのき

〜捨てられた子猫は、目覚めた時に初めての孤独を知る。やがて一匹静かにその瞳を閉じる……(第四回SMD競演参加作品です) 小説家になろうにも掲載しております。 http://ncode.syosetu.com/n4019cj/

美少女イタコ いたりん 口寄せ屋日記

ふくろうのすけ
作者
ふくろうのすけ

 ある街に古い喫茶店があった。その喫茶店は死せる人に想いを残し、悩み惑う人々が時折立ち寄るという。今夜もそんな迷える人が口寄せ屋いたりんの元を訪れる。いたりんの口寄せはいかに人を救うのか。  あらすじの通り、美少女イタコが迷える人々の心に一条の光をあて救うモノガタリです。この作品を執筆するきっかけになったのはツイッター上での打ち間違いです。「いたりん」たったこの四文字からモノガタリを構築し一つのモノガタリまで仕上げてみました。  至らない点は数々あると思いますが、肩肘をはらず気軽に読んでいただけると幸いです。

こっくりさんは花嫁!? ~狐の嫁入りと一つの願い~

暁 時雨
作者
暁 時雨

 眩しい太陽と降り注ぐ雨。狐の嫁入りと言われるお天気雨の中、少年は一人、こっくりさんの儀式を始める。そんな彼の前に現れたのはなんと……。  ……それから数日後。イケメンだが無愛想で仏頂面の所長ショウと、いつも笑顔だが、何を考えているか分からない、胡散臭いイケメン、アルの務めるAS探偵事務所に、一人の少女が訪れる。 「妾はお主らに、調べてほしい事があるのだ!」