「纏った独占欲」

 「纏った独占欲」



土曜日。
彼方とのデートは午前中からだった。
京子は普段通りに早起きをして、電車に揺られ、優樹が住む街へと向かった。
二時間かけて通い慣れた街の駅へ降り立てば、改札の向こうで彼方が待っていた。
午前十時の待ち合わせまで、まだ結構時間がある。意外と律儀な男だ。

「や、京子ちゃん。」

彼方は京子を見つけると、片手を上げて近付いてきた。

「早いですね。まだ時間前なのに。」

「デートの時は、待ち合わせの十分前に来るのが常識でしょ?」

彼方は、小首を傾げて、可愛らしく笑って見せる。
そうは言っても、まだ九時半を少し過ぎたくらいだ。
いつから、ここで待っていたのだろうか。
もしかしたら仕事が終わってから、寝ていないのではないか。
毎日朝まで仕事して、アフターして、自分の家に来て、彼方は一体いつ寝ているのか。
そんなことを考えていると、京子は彼方の視線に気付く。

「っていうか、京子ちゃん、何その格好。
 せっかくのデートなんだから、もっとお洒落してきてよ。」

彼方は、京子を上から下までゆっくりと眺めて、そう言った。
京子は普段通りのデニムのショートパンツと、黒のキャミソールに紺のカーディガンを羽織っていた。
足元は低いインヒールの白いサンダル。
兄とは違い、自分はシンプルな色合いの服を好む。派手な服は、性に合わない。

「別に、彼方さんが相手なんですから、いつも通りでもいいじゃないですか。」

どうせ恋人ごっこなのだし、お洒落なんてする必要がない。
それに、気合入れてお洒落なんてしてきたら、彼方とのデートを楽しみにしていたみたいじゃないか。

「駄目駄目。地味すぎるよ。もー、とりあえず服買いに行こう。」

そう言って、彼方は自然に京子の手を取って歩き出す。
京子は手を引かれるまま、引きずられるようにして彼方の後に続く。

「ちょ、ちょっと!なんで手繋ぐんですか!」

京子が抗議の声を上げると、彼方はくるりと振り返って、平然と言った。

「駄目?せっかくのデートなんだから、いいじゃない。」

そう言って、彼方は不思議そうな顔をする。
あまりにも自然に言うので、なんだかこっちが意識しているみたいだ。

「…恥ずかしいです!第一、誰かに見られでもしたらどうするんですか!」

「そっか。…わかったよ。」

そう言って、彼方はやけにあっさりと手を離した。
その顔は、少し悲しそうに見えた。


最初に彼方に連れて来られたのは、駅の東口を出てすぐの商業施設だった。
七階建ての大きなビルで、一階にはコーヒーショップのオープンカフェがある。
一階から四階までは男女別、年齢別のアパレルショップが並び、様々な年齢の男女が買い物を楽しんでいた。
五階は、雑貨や小物、アクセサリー売り場。六階は、和洋折衷様々な飲食店街が立ち並ぶ。七階には大規模な映画館まである。
このビルは地元では有名なところで、特に若い女性がよく買い物に訪れる。

彼方は慣れた様子でエスカレーターに乗って、二階で降りた。
二階は、女性用の洋服売り場だ。
それも、京子くらいの年齢の若い女性を対象とした、少し派手めなブランドばかり。
ゆっくりと色々なブランドが並ぶフロアを歩いて、彼方は一つの店を指さす。

「あそこのお店とか、いいんじゃない?」

その店は、モノトーンの色合いを基調としたシンプルなデザインの服を扱う店だった。
彼方は京子を連れてその店に入り、衣服を物色する。

「あ、これいいね。こういうの、僕好きだよ。」

彼方が手にしたのは、黒のワンピース。
胸元が大きく開いていて、スカートは結構短い。

「これもいいなー。あ、これも。」

そう言って、白のチュニックと黒いミニスカートも手に取る。
他にも、カーディガンやシャツ、少し丈の長いスカートなども一緒に手に取り、彼方は言った。

「ねえ、試着してみてよ。」

「なんでですか。服ならいっぱい持ってるし、今日は買いませんよ。」

「いいじゃない。ほらほら。」

そう言って、彼方は店員に断って、京子を試着室へ促す。
半ば強引に、京子は服を持たされて試着室に入れられてしまった。
試着なんてしたら、買わないといけなくなるじゃないか。
いくらバイトの給料日後だと言っても、服なんて買うつもりなかったのに。
彼方に手渡されたのは七着。これを全部試着しないといけないのか。
京子は溜息を吐いた。
どうせ試着しないと終わらないのなら、とっとと済ませてしまおう。

着替えていると、試着室のカーテン越しに彼方から声を掛けられた。

「ねー、京子ちゃん、足のサイズいくつ?」

「二十三ですけど…。」

「SかMかLで言うと?」

「Mです。」

「Mらしいです。ありますか?」と遠くの方で聞こえる。
靴までコーディネートする気だろうか。
ああ、なんだか笑い声も聞こえる。
どうやら、店員と談笑しているようだ。
初対面でも仲良くなれる彼方のコミュニケーション能力には、驚きだ。
自分は服屋の店員と話すのが億劫で、通販ばかり使うのに。

着替えを終えた京子は、試着室のカーテンを開ける。
黒のワンピースを着た京子を見て、彼方は笑顔を見せた。

「わー!可愛いね!すっごくいいよ!」

こんなことを言うのはアレだけれど、彼方の選んだ服は、意外とセンスがいい。
派手すぎず地味すぎず、自分の好みにも合わせてくれている。
シンプルで、なおかつ少し大人っぽくて、清楚なファッション。

「ねえ、これも履いてみて。あ、履かせてあげようか?」

そう言って、彼方は黒いパンプスを差し出す。
十二センチの高いピンヒール。
先程店員と話していたのは、これか。

「…自分で履けます。」

ヒールの高いパンプスを履くと、背が高くなったような錯覚を覚える。
けれど、普段履きなれない高いヒールでは、足元が覚束ない。

「うん、いいね。とりあえず、これ全部キープで!」

「キープって…ちょっと、勝手に…!」

「いいからいいから。次の服に着替えてよ。」

こうして、抗議の声も虚しく、強引に京子は何度も着替えさせられた。
着替えるたびに彼方は嬉しそうに笑って、また新しい服を持ってくる。
時々靴や小物も合わせて、満足げに頷いた。

なんだか着せ替え人形にでもなった気分だ。
けれど、着替えるたびに彼方は嬉しそうに笑うし、これじゃまるで、本当の恋人同士みたいだ。
本当の、恋人同士のデートみたいだ。そんなつもり、全然なかったのに。
なんだか彼方と過ごしているうちに、どんどん彼方の隣が心地よく感じてしまっている自分が悔しい。
どうしてだろう。彼方のことなんて、全然好きじゃないはずなのに。
どうして彼方は、こんなにも優しく、自分を女の子扱いをしてくれるのだろう。

この小さなファッションショーは、小一時間ほど続いた。
一通り着替え終わった後、彼方が気に入ったものを選別して、店員に言った。

「すいませーん。これ全部買います。あと、この靴とこの靴も。あ、この帽子も。」

彼方の両手には、試着を終えて選別した大量の服と、靴と、帽子。
買うだなんて、一言も言っていないのに。

「ちょっと勝手に決めないでくださいよ!私そんなにお金持ってきてないんですから!」

「いいじゃない、僕がプレゼントするからさ。
 それに、女の子なら、もっとお洒落しないとね。」

そう言って、彼方は微笑む。

「プレゼントって…。」

京子の抗議の声を無視して、彼方はレジで会計をしようとする。
彼方は意外と押しが強い。強引だ。人の意見を聞きやしない。

「あ、今日のデートは、やっぱりこれがいいなあ。ねえ、もう一回これに着替えて?」

そう言って、店に入った時に、彼方が最初に手に取った黒いワンピースを差し出す。
ご丁寧に、既に値札やタグは切られていた。

「ほら、早く。お会計終わるまでに着替えてよ?」

そう言って、また強引に試着室へと押し込まれる。
本当に彼方は、全てプレゼントしてくれるというのか。
試着している時は値段を気にしていなかったが、この服はいくらなのだろう。
いや、この服だけじゃない。彼方の両手に抱えていた服もだ。
こんな有名なビルに店を構えるくらいなのだから、結構な値段がするのではないか。
そうでなくても、あんなに大量に買えば、数万はくだらないだろう。
もしかしたら、十万を超えるかもしれない。
どうして彼方は、こんなに自分に貢いでくれるのだろう。尽くしてくれるのだろう。
恋人ごっこじゃなのか。デートごっこじゃないのか。
彼方は、何がしたいんだ。

黒いワンピースに着替えて試着室を出ると、今日履いてきたはずの京子のサンダルがなかった。
代わりに置いてあったのは、さっき彼方が選んだ黒いハイヒールだった。

「ああ、京子ちゃんのサンダルは、一緒に袋に入れてもらったから。それ履いて。」

彼方はとっくに会計を済ませた様子で、両手に大きな買い物袋を抱えていた。
用意周到。足の先まで彼方にコーディネートされてしまった。
彼方が選んで、気に入った服と靴。
なんだか、くすぐったいような恥ずかしいような、変な気持ちになる。

店を出て、そろそろ昼食にしようと、六階の飲食店街に向かうためにエスカレーターに向かって歩いていると、足元の違和感に気付く。
履きなれてない高いヒールは、歩きづらくて、足が縺れそうになる。
真新しい靴底は、綺麗に磨かれたピカピカの床で滑りそうだし、少し歩くのが怖い。
上手く歩けなくて、腰が引けてしまう。手摺りがほしいくらいだ。

不器用に歩く京子を見て、彼方が言う。

「高いヒールだと、歩きにくいでしょ?」

当然だ。こんなに高いヒールなんて普段履かないし、歩きなれていない。

「当たり前じゃないですか。なんでこんな靴に…」

どうして彼方は、こんなに歩きにくい靴を選んだのだろう。
どうせ歩き回るのなら、もっと歩きやすい靴にすれば良かったのに。

京子はそう思ったが、すぐに彼方の考えていることがわかった。

「手、繋いであげようか?」

そう言って、彼方は、そっと手を差し出す。
ああ、やっぱりそういうことか。

「…最初から、そのつもりだったんですか?」

「さあ?どうでしょう。」

彼方は意地悪な笑みで首を傾げる。
変なところは計算高い男だ。
彼方は、最初から手を繋ぐつもりで、わざと歩きににくいヒールを選んだのだ。

「ほら、どうする?手繋ぐ?繋がない?」

京子は、小さくため息を吐いた。
どうせ自分に拒否権なんて、与えてくれないくせに。

「転ばないように、ちゃんとエスコートしてくださいよ。」

そう言って、京子は差し出された手を取った。

「任せて、お姫様。」

京子の手をギュッと握って、彼方は無邪気に笑った。

彼方の手が温かくて、妙に気恥ずかしくなる。
手を繋ぐ行為は、こんなにも恥ずかしいものだっただろうか。
自分の少ない口数が、さらに少なくなる。
意識しないようにしても、彼方のことを意識してしまう。
自分の手を引く彼方は、今何を思っているのだろう。
ああ、ダメだ。これじゃ本当に、自分が彼方のことを好きみたいだ。

「どうしたの?もしかして照れてる?」

彼方は不思議そうに、京子の顔を覗きこむ。

「て…照れてないです!」

「ふふっ。そっか。」

思わず否定したが、彼方はすべてお見通しというように、意地悪に笑った。
彼方は、こういうデートや、手を繋ぐことは慣れているのだろうか。
こっちは恥ずかしさと緊張で、気が気じゃないのに。

ぎこちない会話をしながら、エスカレーターに乗って、六階の飲食店街へと辿り着く。
昼時とあって、どの店も賑わいがある中で、二人はイタリアンレストランを選んだ。
京子はカルボナーラ、彼方はボロネーゼを注文した。
けれど、彼方はボロネーゼにほとんど口を付けず、フォークを置いた。

「もう食べないんですか?」

「ああ…うん。夏バテかな?最近、食欲ないんだ。」

そう言って、彼方は困ったように笑う。
これは、いつもの作り笑いだ。さっきまでは、無邪気に笑っていたのに。
大体、もう九月も半ばだ。
まだ少し暑さが残るといえ、夏バテの時期はとっくに過ぎている。

そういえば、彼方が食事をする姿を、あまり見たことがない気がする。
優樹のマンションで一緒に暮らしていた時でも、同伴だ、アフターだ、と言って、「外で食べてきたから」と、家での食事を拒否していた。
本当に、ちゃんと食べているのだろうか。
彼方の細い肩は、服の上からもわかるくらい、更に細くなった気がする。
無邪気に笑っているように見えて、やっぱり日向を失った喪失感は、計り知れないものなのか。
そう思ったけれど、京子は何も聞かずに食事を続けた。
どうせ自分じゃ、彼方の心の傷は癒せない。
ならば、無理に傷口を広げるような真似はしたくない。

食事を終えて、五階へ移動した。
彼方は右手に買い物袋を大量に抱えて、左手で手を繋いでくれた。
少し慣れてきたのか、先程までの緊張は、すっかり解けていた。

「ああ、ネックレスも買おうよ。」

彼方はアクセサリーを売っているお店を指さす。

「え、いいですよ。私、アクセサリーとか付けませんし。」

「いいじゃない。京子ちゃんは僕の彼女なんだから、ちゃんと首輪つけとかないと。」

「首輪って…。」

「僕、結構嫉妬深いんだよ。だから、浮気はしないでね?」

そう言って、彼方は無邪気に笑う。
その割には、言っていることは少し怖いが。

なんだかへんな気分だ。
彼方は、本当に自分を恋人扱いをしている。
ちゃんと優しくエスコートしてくれるし、服だって食事だって、全部彼方が支払ってくれた。
恋人ごっこじゃなかったのか。自分は、日向の代わりではなかったのか。
勘違い、しそうになる。

「ねえねえ、これとかどうかな?可愛くない?」

彼方が手に取って見せたのは、猫と月をモチーフにしたネックレス。
シンプルな装飾が可愛らしい。

「彼方さんって、動物好きですよね。」

「うん。犬とか兎も好きだけど、やっぱり猫が一番好きかなあ。
 気まぐれで可愛くて…あ、なんだか京子ちゃんみたいだね。」

そんな恥ずかしいことを、平然と言う彼方。
なんだか、こっちが恥ずかしくなってしまう。

「うん。やっぱりこれにしよう。今日の京子ちゃんは、黒猫みたいだからね。」

そう言って、自分に選択肢を与えることなく、彼方はネックレスを持ってレジへ向かう。
デートをして、手を繋いで、全身コーディネートしてもらって、その上首輪まで付けられてしまうなんて。
すっかり彼方のペースに流されてしまっている。
こんなつもりじゃ、なかったのに。
本当に、彼方を好きになってしまいそうだ。

「おまたせ。ね、さっそくつけてみてよ。」

会計を済ませた彼方は、値札を剥がされたネックレスを差し出す。

「首輪なのに、自分でつけなきゃいけないんですか?」

なんだか気に入らなくて、皮肉を言ってみる。
けれど、これじゃダメだ。
この言い方じゃ、まるで自分が、その首輪を望んでいるようだ。
そんなつもり、なかったのに。

「じゃあ、つけてあげるから、後ろ向いて?」

彼方は気を悪くする様子はなく、クスクスと笑う。
どうせ自分には拒否権はないのだからと、京子は大人しく彼方に背を向けた。
背中越しに、彼方の気配を感じる。
触れそうなほど近くで、彼方は腕を回してネックレスをつける。
首元に、金属の冷たい感触がした。

首輪代わりの、ネックレス。
このネックレスには、どういう意味があるのだろう。
彼方は、どうして自分に首輪を付けたのだろう。
これは、彼方の独占欲なのだろうか。

「うん、似合ってる。可愛いよ。」

そう言って、彼方は京子を見て、満足そうに微笑んだ。
この無邪気な笑顔は、作り笑いなんかじゃない。
なんだか、心がモヤモヤする。

どうして彼方は、自分にそんな笑顔を向けるのか。
彼方は本当に、自分のことが好きなのだろうか。
いつもの薄っぺらい嘘じゃなくて、本当に、自分のことが―。

駄目だ。考えても答えなんてわからない。
直接彼方に聞いてみよう。そうすれば、この心のモヤモヤも晴れるはずだ。
京子は覚悟を決めて、顔を上げて彼方を見た。
そこで、違和感に気付く。

「彼方さん?」

彼方は遠くを見て、辛そうに顔を歪めていた。
その視線の先には―

「…っ!なんで、ここに日向さんが…」

人混みに紛れて、日向が女の子と仲良さげに手を繋いで歩いていた。
いつかテレビで見た女優によく似た、小柄で可愛らしい女の子。
あれが、日向の彼女だろうか。
日向とその子は、幸せそうに笑っていた。

「…行こう。」

そう言って、彼方は振り返りもせずに、踵を返して歩き出す。
日向に見つかるわけにはいかないから、京子も黙って彼方の後に続く。
少し早足に、商業施設を出て、真っ直ぐに駅へと向かった。
そして、京子の住む街までの切符を買って、電車に乗った。
帰りの電車の中で二人は、ずっと無言だった。

彼方は窓の外を見つめてずっと黙っていたし、京子も何と言っていいのか、わからなかった。
乗客が少ないガランとした車内で、電車が揺れる音だけがやけに大きく響く。
沈黙が、重たい。その重さに引き摺られて、顔が上げられない。
きっと、彼方は辛そうな顔をしているに違いないから。

「…幸せそうだったね。」

窓を眺めながら、彼方はポツリと呟く。
京子が微かに顔を上げれば、彼方は無表情だった。
その無表情が逆に痛々しくて、心を締め付けられる。
見ていられない。そう思って、京子は再び黙って俯いた。

「…よかった。日向が、幸せそうで。」


小さく呟いた声は、揺れる電車に掻き消された。

麻丸。
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麻丸。

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