※これはサンプルです。

旅を楽しく始める

今は凄くドキドキした気持ちでいっぱいです。
どうやら、かわいい子が旅をするみたいで、嬉しさに溢れます。
かわいい子が旅を実際してみるとどうなるか?
さぁ、レッツライドオン!
旅を楽しもう!
ももかは無人島に来ていた。
どうやら、飛行機が落ちたらしい。
そして、偶然一人だけ助かった。
何しろ今までの、ももかの人生はかわいいだけで生きてきたので、家族のいない自分一人の空間に戸惑っていた。
しかし、なんとか自分の心を落ち着かせようと必死だった。
ももかは、しかし、自分の心を落ち着かせるのが得意だった。
だから、困らなかった!
「さぁ、どうして生きていこう!?」
ももかはかなり不思議な気分になった。
なぜ、自分だけ生き残っていたのだろう?
そもそも今回の旅行は自分が、好きなフランスに行きたいというので、勝手に旅に出てきていた。
しかし、まさかその飛行機が落下するなんて、夢にも思わなかった。
ももかは、でも、挫けていなかった。
見た目はかわいいが、精神力はふわふわだった。
だから、かなり今の自分はふわふわした存在だった!
           ✽
旅に出てみたものはいいものの、自分が今までそんなに旅行に出た経験がなく、やり場のない閉塞感を感じていた。
「私、どうしたらいいのかしら?」
一人では、お得意のかわいい作戦は使えない。
うー、と一人ももかはかわいく唸っていた。
この辺は、とてもかわいくみんなに愛されるなと思った…。
         
何しろ無人島だから、誰もいない。
ももかは無性に誰かに話したいという衝動にかられた。
しかし、そんな気持ちは無意味だった。
なんだか、自分が旅に出かけたのが悪かったのかと、後悔しかけた。
その時だった!
突然、空の上を一つのヘリコプターが通りかかった!
「おおーい!助けてー!」
とももかにしては、大声で叫んだつもりの声は全く、ヘリコプターの人に聞こえなかった。
そして、ヘリコプターはいつも通り何もなかったかのように、平穏無事に通り過ぎていった。
少し落胆したももかは、でも、気力を振り絞って歩き出した。
よく見ると、見渡す限りの水平線が続く、海の上の孤島だった。
こんなにかわいい子がこんな所に置いとかれていいのかしら?と誰かになじりたい気持ちでいっぱいに、あっかんべーをした。
でも、そんなかわいい顔も誰も見てくれやしなかった。
少し哀しい気持ちになりそうになったももかはなんとか、島の中央辺りの、小高い丘に着いた。
少しそこで休憩。
再び活動しようと思ったら、お腹が空いた。
何か食べ物はないかな?と探し出したら誰もいないから、何も聞けなかった。
いつもなら、お母さんがすぐに、準備するわね!?と作ってくれるのに、そんな人もいやしなかった。
私、こんなにかわいいのに、お嫁に行けなかったらどうしよう?と唐変木な思いのまま、そこで立ち尽くした。
何しろ、食べ物もどこにあるか分からないので、体力がなくなってきた。
やばい!?このままでは、作者の意に反して、バッドエンディングになってしまうと、わざわざかわいいももかは作者のことを心配してくれた。
そんな優しいももかを救ってやれなくて、ごめんだが、ここは一人で頑張らないといけない。

しかし、この島は以前、人が住んでいたみたいで、よくももかが探すと、畑のようなものがあった。
よく見ると、なるほど、みかんの木が生えていたのだ!!!
これには、かわいいももかも両手を上げて喜んで、みかんを取った!
まぁ、無人島だから、誰の許可もいらずに食べれるかと、ももかは気楽に考えてみかんの皮を剥いた。
「いただきまーす!」
とみかんを一つ口に頬張った。
すると、甘酸っぱい香りと味がももかの口の中を占領した。
みかんはとてもおいしかった!
「おいしー!」
ここでやっと、ももかは若い女の子らしい自分に戻れた。
そして、みかんを食べ終えると、ちょっと余裕が出て、自分の身の周りの身辺について考えれた。
どうやら、誰もいないみたいだから、誰かが私を助けに来てくれるまで、待とうと思った。
飛行機が落ちたのだ!
当然、救難隊が来て、テレビでは、大変ニュースになっているだろう!?と想像した。
そう思うと、少し気持ちが楽になって、やっとホッとした。
しかし、問題は助けが来るまで、生き残っていられるかだ?
せっかく、飛行機が落ちても生き残っていた、自分の運の良さを最大限発揮したいと思った。
必ず、チャンスはある。
なんとか生き延びて、再び家族の元に戻るのと、強くももかは自分の胸に誓った!
        ✽
でも、時間が経つと本当に自分は生き残れるかと心配になってきた。
何しろ今まで、日本で家族と一緒にみんなに支えられてぬくぬくと育ってきたももかは、一人で生活したことがなかった。
お料理は習いにいってるが、その根本となる具材がないと作ることすらできない。
しかも、料理だけじゃなく、雨を凌げる家もなく、寒いと温めてくれるヒーターもなく、暑いと涼しくしてくれるエアコンもない。
しかも、いつもパソコンでネットで遊んでいるので、そのパソコンもないから、友達と連絡もできなかった!
せめて、携帯電話があれば、誰かに連絡するが、それも不可能とくると、さてこれどうする?と真剣にのんきなももかも困ってきた。
だんだん泣きたくなってきたももかは泣くのを堪るのに、必死だった。
ここだったら、泣いても誰も慰めてくれない。
優しいお父さんの声も聞こえない。
そう思うと、余計に泣きたくなるももかだった…。

高木慎哉
この作品の作者

高木慎哉

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