つける薬なし

騎士団大将軍デルフォー卿は、雨水洋の密林案内人カルーと熱烈に相思相愛だ。
あまりにも愛が爆発しすぎて、ピンク色のハート型火山弾が雨あられと降り注ぐ始末。
これにぶちあてられて卒倒した者多数、死屍累々となってしまった。

医官A「こういうのにはつける薬がないっていうんだ」
医官B「まあまあ、粛々と(倒れた人の)怪我の手当『だけ』するしかない」
野心的な医官C「つける薬はないが、抜本的に対策すれば良いと思う」
医官A「抜本的というと?」
医官C「病気は根本を断つ!」

根本→
 カルーの肩を抱いたLLLサイズに逞しい、羆ことデルフォー卿。
 羆のオーラがぎろっと睨んだ。(がおー)

接近を試みていた医官C「撤退! 撤退-!」

その頃の小ザメ(デルフォー卿の羆マントの裾からひょこっと顔をのぞかせ)「がおー♪」

朝日奈徹
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朝日奈徹

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