星はなぜあるのだろうか
人は孤独ではないことを示すため

人が孤独を知るため

確かに瞳の奥の虹彩までをも優しくなでる星の光の粒だけど
一生かけてもたどり着けない淋しさを波形で教える

たましいのたどりつく先は
やはりそのようにまたたいていて
決して見失うことのないようにできている

夜はそうやっていくらでも
知りたいことを語ってくれる

太陽の現世にくたびれてしまわぬように