そんな事して大丈夫なのか?と心配そうに見守る家族をよそに私は人形に火を放ちました。
私にはただの人形にしか見えませんでしたが、姪のカナには老婆の叫び声が聞こえたそうです。
人形がほぼ燃え尽きると家族全員、頭痛や吐き気はおさまり元気になりました。
それから数日たっても両親は「あの人形…あれで良かったのかな?」と心配していますが
「火はすべてを浄化するから平気よ」という私に「本当にお前ってある意味最強だよ」と父は何とも言い難い笑いをうかべます。
そしてわが家で最強の霊能力のある姪も「おばちゃんが一番強い!」とあの日以来私を尊敬してくれています。
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