そこへ偶然買い物から帰ってきたのが霊感ゼロの私です。
家族のみなが仏間で苦しんでいるのを見て驚きましたが私はいつも通り何も感じません。
「あの…人形が…」苦しみながら兄が指を差します。
「この人形がどうかしたの?」私はひょいっとその人形を手でつかんでみせました。
もちろんその場にいた全員が「えっ?」と言う顔で私を見ます。
「お前…さすがだな。なんともないのか?」と言う父をみて「なるほど、この人形になにか憑いてるんだ」と悟り、すぐに庭に出ていつも父が枯葉などを焼却する一斗缶に人形をいれました。
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