己だけの生きる証、生きた証を手に入れたいのだ。
僕は僕が何者なのか自分でも解らなくなってしまっていた。
否、その不在を自覚し、意志を持とうとする時からが
真の人生の始まりで在るのかも知れないがね……。
無色から有色へ僕は変わる。
僕だけの色で、この世界を塗り替えて見せる。
今から始まる情景から目を逸らすな。
捕まる事等最早僕は厭わない』
18 :Nanashi_et_al.
犯人は気が狂ってるみたいに言われるけど、
この文面を読む限りではしっかり物は考えてるんじゃないか?
19 :Nanashi_et_al.
>>18
まあ青臭いと言うか、旧時代的だとは思うけどな。
現代の若者なら到底湧いても来ない心理の筈なのに。
この犯人だって元々は普通の大学生だったんだろ?
20 :Nanashi_et_al.
そう、何て言うか、別に犯人が言ってる様な事は考えた事も無いし、
犯罪に駆り立てられる程葛藤する事も無いと言うか……。
文章は理解出来るけど、心情はとんと共感出来ない。
21 :shadow:
>>20
犯人を青臭いとか言う奴は多いけど、
あの文面の心情が丸で理解出来ないって奴はもっとお子様なんだよ。
犯人の思索に対する肯定否定は兎も角ね。
例え否定側に廻るとしても、俺は彼の心情は推し量れるね。
22 :Nanashi_et_al.
>>21
それはつまりどう言う事ですか?
23 :shadow:
精神分析的に言えば『自我の目覚め』。
要はあの事件の張本人は、生きる意味や個性に付いて模索し始める段階に到達したから犯行に及んだと言う事。
赤子だと、精神が未発達なので自我や自意識と言うものは
希薄だろう?だが幼児年齢から段々と、自分の持ち物や
遊びに拘りを持ち始める様な行動が顕著になって来る。
そうして段々と人格形成がされて行く訳だ。
そんな『自己』と言う存在の確固たる認識が
欲しくなったりと、アイデンティティクライシスに陥いり易いのが
多感な思春期、と言うものだ。
そしてその実証を掴む為に努力するのが青年期と言えるだろう。
犯人は、少年とも大人とも言えなかった思春期から、青年期へと突入し始めていた。
端境期に於ける葛藤を解消する為の行動。
それが一連の事件の本質じゃあないかな?
24 :shadow:
今回の事件で、犯人の精神性に共感出来る奴は
上述した様な自己存在、自己証明に対する観念へ
何らかの形で鋭敏な部類。精神年齢的にも犯人に近い。
根本的に意味が判らないと言ってる奴は、
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