一日が経ちました、どうやら私は自宅に帰って寝てたそうです。
今は朝の五時、いつもより早く起きました。
すると、家から凄い勢いでチャイムの音が何回も鳴らされていました。
どうやら私はこれに起こされたようです。
「もぉー!私の眠りを無理やり起こすのは誰ですか!」
そういいながら自宅の扉をあけると、そこに立っていたのは天使さんの姿でした。
「大変です!千利休大和さんが…」
天使さんが、慌ててるのを察し、私は物凄い勢いで大和さんがいる場所、天界門の外側の
冥界外へとやって来ました。
冥界外は驚きの姿が見えました。
「や、大和…さん?」
そこにいたのは縄などで縛られている、大和さんの姿でした。
「て、天使さん…これは一体?」
「………」
私がその質問を天使さんに聞いても何も答えてくれませんでした。
すると、大和さんは凄く大きな声で私に向かって驚きの言葉を放っていたのです。
「殺す…!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!!!!!!!!!」
「ッ!や、大和さん…?」
すると、天使さんは顔を下に向け、申し訳のなさそうな声で呟きました。
「どうやら千利休さんは、悪魔に噛まれてしまったようです…」
か、噛まれた…?
「かなり上級の天使、大天使三人、他天使十一人が、千利休さんに、殺されてしまいました…」
「や、大和さんが…一体なぜ…」
大和さんがヒモにしばられて、暴れまわっていたら、ポケットから携帯が落ちてきました。
「携帯…そうか!そういえばあの時大和さん悪魔さんと会うって…」
私は急いで冥界外へ出て、大和さんがあったという、悪魔さんにメールで会う約束をしました。
「待ってて下さい…大和さん、すぐに助けてみせますから!」
私は大和さんの携帯を持ち、待ち合わせをした場所へと向かい会いにいきました。
目的地は、ちょうど、大きい岩があった場所で、天界からも見えるほどの大きい岩だったので、地獄からも見えるとも思い、そこを待ち合わせの場所にしました。
最初に来た時は真っ暗でしたが、 今は朝の六時、どうやら冥界外にも朝と夜があるように、夜は明るく朝は暗いようです。
待ち合わせ場所についたところ、悪魔さんの姿が見えました。
「どうもはじめまして、メールは見ました、今すぐお会いして、直したいのですが、どうかその場所へと、案内してくれませんか?」
「は、はい!とにかく早く大和さんを治して下さい」
私が頼ったのは悪魔さんでした、悪魔の姿になった人間の治し方は、悪魔さんが一番詳しいかと思って聞いたのですが、見事にビンゴでした。
そして、私は急いで、悪魔さんを私達がいる場所、大和さんの場所へと、連れて行きました。
すると、そこには呆然とした、天使さんの顔が見られましたが、今は説明してる暇もありません。
「お招き頂きありがとうございます」
「悪魔さん、大和さんはこの中に…」
「はいはい、そうですか、それでは、皆さ~ん♪
門を破壊してくださいー♪」
すると、次の瞬間大量の悪魔が続々と現れ、門の目がけて歩いてくるのです。
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