田山:あんた達を
この世から葬れば再び
真相は闇に消える
そして金は私の物だ!
田山は突然性格が変わったかのように
先程までの怯えていた声が
低く落ち着いた声になっていた
鹿神:・・・そうですか
田山:悪く思うなよ
あんたがこんな余計な事を
したからこうなったんだ
田山はショベルをガリガリと
引きずりながら鹿神の方へ
ゆっくり歩いて来た
竹田:鹿神さん!
危ないですよ!
逃げましょう!
鹿神:竹田君、
少し離れてて・・・
竹田:え?
で・・・でも!
鹿神:大丈夫!
僕に任せて
田山はすぐ近くまで迫って来ていた
そして竹田はただ鹿神の
言うことに従うしかなく
少し後ろに下がった
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