佐武:・・・一度だけ
ただ見たのは幼い頃でしから記憶が曖昧で
それにその熊は100年も
生きているとの噂もあって・・・
鹿神:100年・・・
佐武:私もあまり噂は信じたく無いんですが、
これ以上被害を増やさないためにも
藁にもすがる思いでして
鹿神:・・・・・・・・・
鹿神はしばらく黙り込み
竹田:あ・・・あの~鹿神さん?
すると鹿神は突然勢い良く立ち上がった
鹿神:・・・よし!
とにかくまずはその現場に行ってみよう竹田君
竹田:え?い・・・今からですか!?
鹿神:思い立ったらすぐ行動だ!
佐武さん、
そのとぐろ山とやらは?
佐武:とぐろ山ならこの旅館のすぐ近くの山ですが
鹿神:なら、
外がまだ明るい内に行こう!
鹿神は意気揚々と部屋から飛び出した
竹田:・・・・・・・・・
佐武:・・・変わった人ですね
竹田:へ?
あ・・・あぁそうなんですよ!
俺もまだこの仕事始めて
一週間位ないんですけど、
全てが予測不能なんです
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