再び静寂を取り戻した森では
与作と子熊だけが残っていた
与作:(ぐ・・・まさかこんな所で・・・)
与作には僅かながら意識があった
だがそれも長くは続かないと感じていた
与作:かはっ・・・、
だ・・・大丈夫か?
与作は小熊をさすった
だが反応はなかった
どうやら与作に命中した
弾が貫通し子熊にも当っていた様だ
するとその時
・・・・・・おじ・・・ちゃん
与作:・・・だ・・・
誰・・・だ?
ここだよ・・・
与作はまさかと思い
子熊に目を落とした
与作:お前・・・なのか?
うん・・・
でも・・・駄目みたい
与作:すまない・・・
守れなくて・・・
いいよ・・・それに・・・
もう長く・・・なかったから・・・
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