5 庭の探検 おやつの時間
さぁ、着替えも終わったところで探検開始です。
先頭から、ディア兄ちゃん、セレ姉ちゃん、私、ルノの順ですか
さすがですね~、庭が広すぎて分岐点がたくさんあります
まだ、1時間しか歩いてないのに上の姉兄(きょうだい)が音を上げました
「セシ、ルノ、ちょっと待ってよぉ~!」
「お前らなんでそんなに元気なんだ?」
我が、姉兄(きょうだい)ながら体力がなさすぎ・・・・・・、
もしかして、また、ボケ神の仕業か?だとしたら今夜呼び出しじゃぁ~!
「じゃあ、ここら辺で休憩しましょうか?」
《ブレイクタイム、おやつと飲み物よ出ろ!》
相変わらず、呪文が簡単に決まりますね、魔法チート最強です!
ポンッ!
うん!良いね!最高だね!
「「「!!!!!!!」」」
「セシ!あんたって子はなんでそんなに色々出来るの?」
まぁ、九割方あのボケ神のせいなんだけど・・・。
「まぁ、ママの遺伝じゃない?」
「いいなぁ~、セシは魔法にも長けてて知識もすごいし!」
「ほんとだよ、でも、妹として自慢だぜ!」
「えぇっ?そんなこと無いよ!兄ちゃんは剣術が得意だし
姉ちゃんは魔法も運動も勉強だって得意じゃん!」
励ましてみたけど、ボケ神のつけたチート過ぎる能力に
霞んじゃう・・・・・。
「ね、そんなことより、食べよ!せっかく出したんだから!」
「あのさ・・・セシ、これなんてお菓子?」
「えっ、それグミじゃん」
(あっ、やばいかも、もしかしてグミとか
ト○ポとかハ○ピーターンとかCCレ○ンとか無かった?)
案の定、上の二人はいぶかしげにお菓子を覗いてますねぇ~。
その横でルノはバクバク食らってますが。
((ルノ!お兄ちゃんとお姉ちゃんが怪しんでるのに
そんなにバクバク食べないの!))
((えぇ~、だって久しぶりに前の世界の
おやつに会えたんだもん!良いじゃん!!))
うぅ~ん、我が妹ながら食い意地が強い。
「ねぇ、まぁ、おいしい事には代わらないから
食べて、食べて!ほら、ルノだってこんなに食べてんだし!」
恐る恐る、食べてくれましたね。
「「!!!!!!!」」
「「うはぁひぃ!(うまい)」」
「でしょ~、私が出す食べ物がまずいわけ無いんだから!」
食べ始めた瞬間にお二人の手が止まらなくなりましたね。
それが、何よりの証拠でしょ。
(今度、実際に作って食べて貰うかなぁ~
その内、商品化して売り出してみますか。)
「「「ごちそうさまでしたぁ~~~!」」」
えぇい!人が思慮に更けていて、知らぬまに
全部食べおって!おのれ後で覚えおれ!
「さぁ、セシ、ルノ、セレ行こうぜ!」
「あのぉ~、お兄さん、私まだ食べて無いんですけど?」
「良いじゃん!また出せるだろ!」
私は四次元ポケットか!
じゃあ、行きますか。
<<クンリー、ゴミよ消えろ!>>
お片付けも終了しましたし。