6 庭の探険 魔物登場!
グゥルゥゥゥゥーーーーー
今なんか聞こえたような・・・、
まぁ、空耳ってやつですかね、再度出発です!
・・・ガサッ・・・ガサッ・・・・ガサガサッ
目の前の草むらが揺れてますねぇ~、これってよくある魔物出ますよの
前触れってやつですかね、
「ディア兄ちゃん、前に出て剣を構えて!」
「セレ姉ちゃんはディア兄ちゃんの横で魔法詠唱の準備!」
戦闘準備完了ですね、っと忘れてました。
<<トータル・サポート彼の者達の、力、魔力、防護に加護を与えよ!>>
一応、援護魔法で戦力を増強しておきましょうね。
ヒュパンッ……………………....グゥルゥゥー
出てきましたねぇ~、魔物さん、見たところ
「デゥノイ」でしょうか?魔犬ですね。
体つきはドーベルマンに似てて目が赤、尻尾は二つ
・・・おや?この子は尻尾が三つですね。突然変異でしょうか?
「おっと、魔犬か、腕試しにはちょうどいいじゃん!
セレ姉、動けないように足元氷らせて!」
「ハイハイ、ったく世話の焼ける弟だこと」
<<クライム・ヒック 魔犬の足元よ凍り付け!>>
ピシャンッ
「よし、これで動けなくなったな!」
とぉりゃ!
ズバシュッ!
我が姉、兄は優秀ですね、連携も出来ていて
ディア兄は頭が回りますね、相手を動けないようにするとは
グッドアイディアです!
『....メキッ、パリーーン』
おっと、足元の氷を破られましたね
ガゥルゥゥゥゥーーーー
カブッッッ
「痛ってぇぇぇぇぇーーー、放せ、この犬め!」
ザシュッリ
キャイィン
「じゃ、糞犬 とどめだ!」
パスッッガドゴォォォン
ジャンプ斬りですか、でも、明らかに子供の出せる音じゃ
ないですよねぇ~、我が兄も規格外とは恐れ入りました。
「案外、簡単だったなぁ~!」
「ったく、とっととやっつければ良いものを
ほっとくから、足元の氷を壊されるのよ!
氷作るのだってMP使うんだからね!わかってんの?」
「ハイハイ、スミマセンデシター」
「心にも思って無いことを言うんじゃない!馬鹿弟が!」
私たちの出る幕はありませんか、まぁそうですよねぇ
(セシ姉、そろそろ帰らない?暗くなって来たし。)
んん?戦闘に夢中で時間の経過を忘れてましたか、
確かにあたりは黄昏時って感じですね、帰りますか!
(ルノ、そうだね、暗くなってきたし帰ろっか
一応って言うかまだちっちゃい訳だしね。)
そうでした、忘れてましたルノはまだ一歳、私は二歳でしたね
「セレ姉、ディア兄、帰るよ!」
「ん、りょーかい!」
「そうね、夕方になってきたし、それが良いかもね!」
<<ワープ・・・・・っとその前に
<<クンリー・剣の血糊を落とせ!>>
「ルノ、回復魔法お願い!」
「了解!」
<<ヒーライズ・彼の者の傷を癒せ!!>>
オオ!初級の回復魔法なのに服まで直った!!
「サンキュー、セシ、ルノ!」
一応、綺麗にしておかないとね!錆びちゃうし!
では、改めまして。
<<ワープ・我が城やへ!>>
いゃあ~、いつもながらあっという間に着きましたね
便利ですねぇ~、魔法って!!改めて実感です。
『ギュルルルルルゥゥ~~~』
っ!!!敵襲ですか!?こんなに城いえに近いのに?
「あっ~~~、腹へったーーー!!」
ディア兄の腹の虫の音でしたか。まったく紛らわしい!!
でも、確かにお腹がすきましたね
城いえからはいい匂いが漂って来てますし!
今日の夕食はなんだろぉ~?