プロローグ　ボケ神の責任

パーーーーーーン
パーンパーンパーン

あぁ、さようならですね、この世界とも
では・・・・・・・・。










「オーイ、お主ら大丈夫か？」「オーイ」

確か、心音が踏切で自転車で転んで
その時、運悪くも踏切が鳴り出して
で、助けに入った彩姉と私は3人共電車で・・・。

「オーイ、大丈夫かえ？
確かにお主の考えてる通りじゃよ。お主達は死んだ。」

ほら、やっぱり・・・・・・、えっ？

考えてる事がダダ漏れ、しかも声がするし

とりあえず、目を開けてみるか。

「おっ、やっと気が付いたか！」

「？ここどこよ、って言うか彩姉と心音までいるし、
て言うかあんた誰？」

「彩姉、心音、起きて！ほら、」

「お姉ちゃん、うるさい！もう少し寝か・・・(バシ

「鈴音、うるさいわよ、折角気持ち良くあの世に・・・えっ？」

おっ、さすがは彩姉状況を飲み込むのがお早い！

「ほら、心音も早く！」

「分かったよ！起きれば良いんでしょ！起きれば」

分かれば、宜しい


「で、あんた誰？って言うかなんで拗ねてる？」

「だって、姉妹仲良くわちゃわちゃしてるし、わしのことガン無視だったし」

あー、なんか分からんけどすみませんでした。

「で、ここどこ？あんた誰？」

「まぁ、ここは天界、儂は神様といった
『あーぁ、そういう系ですか、分かりました。』ってお主理解早すぎ！」

まぁ、近頃流行りの転生というやつだろう

あながち、この目の前にいるボケ神が間違えてたから

転生をプレゼントー的な。

「まぁ、その通りじゃな、でもボケとは失礼な一応でも神様やぞぃ」

「また、あんた勝手に考え読んで！ヘンタイ！」

「まぁ、鈴、落ち着いてね、で転生てことは‥‥‥‥私たちの願いを聞いてくれるんだよね？」

「お主、ドスを効かせた声で言うでない！怖いでないか！
だが、わしのミスでやってしまったことじゃなんなりと申せ」

「心音はね、魔法があって、で、かわいい動物いっぱいいて、お医者さんみたいに魔法使いたい！
それでね、カッコイイお父さんと綺麗なお母さんの家が良い！」
「あたしは勇者的な能力がほしい！」
「彩姉がそれか、
　じゃ、あたしは魔法使いとしてチート能力が欲しい。」

「そこまで、わがままに言うて来るかの」

「えっ、オイ、お前が間違えてこうなってるんだろ？神さんよあんたに断れる権利はないはずだけとねぇー。」

「うっ、あの、彩音さん、分かりましたから、そこまでドスの効いた声で言わなくても・・・。」

「分かればよろし！」

「ねぇ、心音ね、彩姉と鈴姉と一緒が良い、で心音は二人目が良い！」

「心にそう言われちゃ弱いな、じゃああたしは長女ね！」
「鈴まで乗り気ですか、じゃあ私は男で三男で」

「ふむ、君達の言った事をまとめると魔法があって、
もふもふ生物がいっぱいいる世界で、
三姉妹変わらず同じ家族だけど、
今の長女が一番下で男で勇者チート、
今の次女が長女で魔法使いチート、
三女が次女で治癒魔法チートと
それでもって、母親は美人、父親はイケメンこんな感じでいいかの？」

「待った！！」
「あと、そうね、三人とも顔立ち良くしてよね！それから、家は領主とか貴族とかそんな感じ。」

「まったく、わがまま・・・(ギロ」

「すみません。」

「分かればよろし！」

「じゃあ、お主ら同時に送るが1年間隔で産まれる事になるぞ」

「それでは、今日も元気に行ってらっしゃー・・・(ドス、バキ」

「すみません」

「分かれば、よろしい！」


「ちょっと、待った！」
視界がブラックアウトする寸前になって大切な事を思い出した。

「ボケ神さん、あんたのミスでこうなったんだよね？
だったら、もう一つ私達の親の事だ、何かで読んだんだが、
鉄道で死ぬと遺族に運行妨害補償金を払わせるらしい、
まぁ、払って貰っても良いんだが、
そのあとだ、その補填として私たちの今までの親に
宝くじの一つや二つを当てさせろ！良いなぁ！」

「案外、親思いの娘達やの、良いじゃろう！元の責任は、わしにあるそれも引き受けた！」

気をとりなおして

「ジャングル(ゴキッ、バシッ、」

「ちゃんと、やれ！」

「すみません」

「分かれば、宜しい」

何だかんだ合ったが視界がブラックアウトしていく

さようなら、今までの記憶！