竹田:じ・・・じゃあ、
ここで・・・で・・・"出る"ってのは?
鹿神:ああ、
いるよ・・・この公園にね
そして鹿神は
前にゆっくり歩き出した
竹田:いるって・・・一体何が
鹿神:・・・子供の幽霊
鹿神はそれを言うと
ある場所で足を止めた
竹田:・・・鹿神さん?
鹿神:この子は竹田君に
危害を加えたりはしないよ
ただ遊んでほしくて
足にしがみついてただけだから
竹田:でも、
そんな事で俺の足が
全く動かなかったのは・・・
鹿神は竹田の方を振り返って答えた
鹿神:霊の思いが強ければ強い程
生身の人間の身体を止めたり
影響を与える事がある
それに・・・もう動けるはずだよ
子供はキミから離れてるから
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