鹿神:やっと本性を表しましたね
竹田:あの・・・鹿神さん、
今何が起きてるんですか?
俺には何も見えないんですけど
鹿神:・・・見たい?
竹田:え?
見れるんですか?
鹿神:まぁ、
これを掛ければね
すると、
鹿神は上着のポケットから縦長の
ケースを取り出し、
さらにその中から
メガネの様な物を取り出した
竹田:メガネ・・・ですか?
でも俺、
目は悪くないんですけど
鹿神:この眼鏡には度は入ってないよ
まぁ掛けてみればわかるから
竹田は渡されたメガネを掛け、
田山の方を見た
竹田:ん~、
・・・あれ?
先程まで田山の近くには
何も見えて無かった竹田の目には、
別の何かを捉えていた
そこには田山を追い詰めようとしている
人の様な形をした影がいた
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