竹田:鹿神さん、
そんなことも出来るんですか?
鹿神:でも、
これでは逮捕の証拠にならないけどね
実際に本人が証言したものじゃないし
田山:あ・・・あなたは
一体何がしたいんだ!?
私はただ幽霊を退治してくれと
頼んだだけなのに
依頼と違うじゃないか!
鹿神:何を言ってるんですか?
依頼はちゃんとやりましたよ
ただ、
今回はどうしても
この事件を解決しないと
成仏してくれないという方がいまして
田山:誰がそんな事を!
鹿神:先程から丁度あなたの
隣にいる方からですよ
田山:・・・は?
私の隣に誰かいる訳・・・!
しかしその瞬間、
田山は突然横から何かの気配を感じた
田山:・・・・・・え?
田山は横を向いた途端、
口が半開きになり後退りをし始めた
田山:お・・・お前は・・・
く・・・くく来るな!!
来るんじゃない!!
あの金は私の物だ!
田山は後退りしながら
持っていたショベルを
闇雲に振り始めた
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