鹿神は竹田の腕を掴み
無理矢理外へと連れ出した
竹田:ちょ・・・ま・・・てぇ・・・!
そしてその竹田の叫びは村中に響き渡った
・・・・・・・・・・・・・・・
竹田:冗談じゃないですよ!
人喰い熊なんて俺達の出る幕じゃないでしょ!?
鹿神:安心しなよ竹田君
今回の犯人は熊なんかじゃないから
竹田:・・・熊じゃない?
じゃあ一体何なんですか?
鹿神:それを確かめる為に山に入るんだよ!
まぁ女将さんから聞いた話で
大体見当がついたけどね
2人はとぐろ山の近くまで来た
竹田:これは・・・どうなってんだ?
その山は女将が言っていた通り、
蛇がとぐろを巻いている様な形で
他の山とは全く違う形状に
竹田の目には映っていた
鹿神:ここはどうやら、
回りながら上がらなければ
頂上には行けないみたいだね
竹田:でも頂上には御神木しかないんじゃ?
鹿神:まぁ良いじゃないのこれも仕事だよ
竹田:ところで鹿神さん
今日は何を持ってきたんですか?
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