竹田:あの・・・、
ところで鹿神さん
鹿神:何?
竹田:依頼の電話が来た時、
やけに話し終えるの
早くなかったですか?
鹿神:あぁ・・・あれは仲介役の人
竹田:仲介?
鹿神:そっ
そこの仲介業者には
色々な分野の相談や依頼が来る
いわゆる何でも屋
それを振り分けて僕らのような所に連絡して
場所の地図も後で
メールで送られてくる
そうじゃないとこっちも
こっちも仕事が中々来ないからね
竹田:その仲介役の人って
何者なんですか?
鹿神:高校時代の先輩
そして僕の能力を信じてくれた
数少ない人
竹田:へぇ・・・、
そうだったんですか
鹿神:おっ!
ようやく見えてきた
あの村がそうだよ
鹿神が指差した先には
確かに家のような物が
幾つか見えていた
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