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あらすじ
余命数か月と言われ、緩和ケアを受けながら、死に向かい合う母。僕はそんな母になかなか見舞いにも行けず、心のどこかで申し訳ないと思いつつも、日に日に病が進む母の顔を見るのがつらく、ついに臨終のときを迎えました。
この作品を書いたのはその5か月ほど前。pixivでK.Nさんの金魚のイラストを拝見したときに、この物語を思いつきました。絵の構図は絵本を読んでいる少年と色鮮やかに描かれた金魚というもので、僕は少年が絵本の中の金魚と対話をしているような印象を受けました。
しかし、僕の少年時代の思い出といえば、金魚の水槽に洗剤を入れて死なせてしまい、母にこっぴどく怒られたことだったので、このような書き出しになり、最後の結びはまさに僕の無意識が引き出された感じでした。
この作品は僕の作風としては、特殊ですが、とても気に入っている作品です。今回母との死別を経て、ほんの少し手を加えました。
- 作品更新日 :
- 2014-10-29
- 文字数 :
- 1,370
- 閲覧数 :
- 3,130
目次
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少年と金魚
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