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あらすじ
大手門通りは長浜観光の中心ストリートだ。ここのアーケードを抜けた角を曲がると、喫茶「まど』がある。
店主の林和雄と妻の洋子、結婚して近くに住む娘の優子が店を切り盛りしている。学生の純やその母みち子もアルバイトで手伝っている。
常連客はもちろん、観光客にもコーヒやランチの評判が良く、店は繁盛している。しかし最近和雄の手が震え、パーキンソン病であることが判った。周りの人達は何とか和雄を支えようと協力する。
そんな時、常連客から優子の一人息子健太を曳山祭の子ども歌舞伎に出すよう勧められる。健太を曳山の舞台に出すことを決意した和雄は、自分は引退し、優子の夫宏を祭に参加させることにする。
健太を陰で見守ってきた和雄は、祭の当日、妻と娘に両脇を支えられ、孫の雄姿を見るために懸命に歩み出す。
- 作品更新日 :
- 2018-11-22
- 文字数 :
- 15,450
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