老婆はそう言うと、
切れて地面に落ちていた
封紙の所まで近づきしゃがんだ
そして老婆は和服の袖をまくり、
手のひらを封紙に近づけた瞬間
シュルルルルルーーー!!
竹田:な・・・何の音?
竹田の耳には突然何かが巻き取られる様な
音が聞こえてきた
それは老婆の腕に封紙が
巻きつく音だった
老婆:よっこらせ!
封紙が巻きついた腕の袖を
元に戻すと田山の方へ向いて
老婆:わしゃあこれで帰るが、
今日までの分は
ちゃんと貰うからのぉ!
田山:わ・・・わかりました
ちゃんと振り込んでおきます
老婆はその言葉を聞くと
再び鹿神の方に近づき
老婆:まぁ今回は
お前さんに任せても
大丈夫だと思うがのぅ・・・
一応これも渡しておくぞ
そう言ってもう一枚紙を鹿神に渡した
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