スーツの染み

「あれ? 何か落ちてる?」
いつもの私だったら気にならないで通り過ぎてしまうのに、そこに落ちていた物がとっても気になったのです。
「ノート?」
落ちている物を手に取り、表紙に書いている字を読みました。
「『消えノート』って?」
私の心に少しだけ興味が湧く。
「これは、持ち主を知るために仕方ない事なの、だからごめんなさい」
口では何と言っても、興味が惹かれなかったと言えば嘘になります。私はドキドキしながら表紙を開きました。
「何だ、白紙じゃない」
それはどこをめくっても真っ白なページが続くばかりだったのです。全てを見て興味を失いながらノートを閉じました。
「ん? 何か書いてある」
閉じたノートの裏に文章が書かれていたのです。
「なになに、『このノートはあなたの願望を叶えます、あなたが消したいと思っているモノをここに書いてノートを閉じます。翌朝、日が昇った時にその文字が無くなっていたらあなたの消したいモノも消えているでしょう』だって、嘘臭~い」と言いながらもノートを鞄に仕舞って会社に行ったのでした。

 激しい雨が私の身体を襲い、所々で鳴り響く稲光と同じくらいの強い怒りが私の中から込み上げてきた。
一日の仕事が終わった帰り、思いがけない夕立に襲われたのです。
「もう、天気予報では一日晴れるって言ってたのに~、お気に入りのスーツにシミが出来ちゃう、気象庁のバカ~!」
冤罪を押し付けられた気象庁も災難ですが、私の災難の責任のはけ口になってもらわないと収まりません、グチグチ言いながら駆け足で家に帰り着いた時には、頭のてっぺんから足の先までびしょ濡れになっていたのです。
「ただいま~」情けない凍えた声で帰宅を告げると、相反するような明るい母の大声が奥から届きました。
「お帰りなさい、寒かったでしょ? お風呂沸いてるわよ」
「お母さん、気が利く、ありがと♪」
「はいはい、風邪引く前に入っちゃいなさい」
「は~い」
 今は一刻も早く温まりたくて、脱衣場に入り、ベタベタで気持ち悪くなったスーツを脱ぎ始めると、母が入ってきました。
「ちょ、ちょっとお母さん、急に入ってこないでよ!」
「なに照れてるのよ」
「そう言う問題じゃなくて、まあいいけど…ねぇ、これどう思う?」
 雨と泥でグチャグチャになったスーツを見て母は顔をしかめ「このスーツ、シミが残っちゃうわね」と酷な宣告を簡単に告げました。
「え~、お気に入りだったのに」
拗ねる私に「仕方ないでしょ」と諭す母ですがそれでも諦めが付かず「高かったのに…」なんて膨れっ面をしてみました。
「そんな顔して、誠さんに見られて振られてもお母さんは知りませんからね」
「大丈夫だもん、誠さんは優しいから私の全部を受け止めてくれるもん」
母は、呆れたような顔で「今の内だけよ」と脅かした後に「とにかく温まりなさい」と言ってスーツを持って脱衣場から出ていったのでした。
湯船に浸かって体が落ち着くと、さっきのスーツの事がどうしても頭に過ぎります。
「あ~あ、惜しかったなぁ、どうにかならないかな…」と何度も頭を捻りながら考えました。
「そうだなぁ」
「…」
「……」
その時、私の頭に過ぎる物があったのです。
「そう言えば、『消えノート』があった! ダメ元で試してみよう」
思い立つが早いか動くが早いか、浴室から出た私はノートが入った鞄を抱えて二階にある部屋に駆け込んだのです。
途中で母が「静かにしなさい!」と叫んだ気もしますが、今はそれどころではありません。
部屋に駆け込んで鞄の中をひっくり返すと、『消えノート』と書かれた目的の物が出てきたのです。
「あった! ここに書き込めばいいのよね、鉛筆・鉛筆…
えっとじゃあ“スーツのシミ”と」
表紙を捲り、そこに鉛筆で書き込んで表紙を閉じました。
「明日の朝、この字が無くなっていたらOKなのか、本当に消えたら奇跡かも、でも消えてて下さい」と藁にもすがる思いで祈りました。
クシュン!
急に襲ってきた寒気にくしゃみをすると、頭の中が何かに整理されたように冷静さを取り戻しました。同時に浴槽からそのまま飛び出して何も身に付けていない姿を再確認してしまったのです。
「寒いと思ったら何って恰好してるの私? 冷静になれ鍋島陽子!」
右手の拳骨で頭を軽く叩いて、恥ずかしい格好を見られない様にしながら、もう一度身体を温めることとしたのでした。

翌朝、『消えノート』を開くと“スーツのシミ”という文字はどこにも見当たりません。
「マジ…」私は慌てて昨日のスーツを確認すると、キレイにシミが無くなっていたのです、しかも前に裏地に付けた小さなシミも消えていました。
「夢じゃないよね?」
ドラマやマンガでやっているみたいに頬をつねってみました。
「痛いっ! 本当なんだ~」
私は両手を挙げて喜び大声を出したのです。
その声に驚いた母が台所から「どうしたの?」とやってきたので「見て見てスーツのシミが無くなったの~」とスーツを見せると、「あら、不思議ね、何かしたの?」と聞いてきました。
「内緒」
私の笑顔を見て満足したのか、母は「ケチ」と言いながらもそれ程気にせず台所に戻って行ったのでした。
「あのノート、絶対手離さない」
私は机の引き出しにノートを仕舞って鍵を掛けたのです。

いつものように出勤すると、同僚の松田由美が話し掛けてきました。
「陽子どうしたの? とっても嬉しそうな顔してるけど…
あっ解かった、彼氏、えっと水…水木? 水木しげるだっけ?」
「もう、水しか合ってないじゃない、水野誠さん!」
「そうそう、その水野君と良い事あったの?」
そこでポンと手を叩いた由美は「解かった、プロポーズとかされたんでしょ」と大声で叫びました。
「ちょっと由美、大声でそんな事を言わないでくれる、みんな私を見てるじゃない」
 同僚の不注意の発言に、その部屋にいた全ての人が私に視線を向けました。本当にそんな出来事があったのなら嬉しいのですが、ただの誤解ではいたたまれるばかりです。
「おっ鍋島先輩にもついに春が来ましたか」
お調子者の後輩・岩崎君が当然と言った顔で近付いて余計なひと言を加えます。
「先輩が本当にお嫁に行けるのか心配で心配で夜も寝れなかったんですよ、イヤー本当に良かった」
「岩崎、それはセクハラだ」
 私と岩崎君の間に滑り込んだ由美は腰に両手を当てて威嚇するように後輩を睨みつけました。
「松田先輩、知らないんですか? 後輩が先輩に言う言葉はセクハラにならないんですよ」
「え?」由美は岩崎君のペースに乗ってしまった。
「上の立場の人は下の者を抑える事ができるから、セクハラとして認められません、だから、部下が上司に言ってもセクハラではない言葉でも上司が部下に言う問題になったりするんです。
僕と鍋島先輩だと、僕の方が後輩だから大丈夫♪」
岩崎君は右手の人差し指を立てておどけてみせました。
「こいつ確信犯だ、じゃあ今すぐそんな言い方止めなさい!」
由美は岩崎君の立てた指を強く握って脅かすのですが「先輩、僕の指を握っちゃって…愛の告白ですか? 照れるなぁ」とサラリとかわす。
「どう見たら、そんな解釈になるのよ!」由美がますます怒りだす。結局いつもこうして憎みきれない後輩のペースに乗せられていく。
私は、ふぅと小さなため息をついて、「由美、完全にからかわれてるよ、由美の負け。
でも岩崎君、私はプロポーズなんてされてないし、まだ結婚もしないよ、由美が勝手に言ってるだけだから」と、やっと誤解を解くチャンスを貰う。
「なんだ鍋島先輩が落ち着いたら松田先輩も焦って僕に告白してくれると思ったのに…残念」
 岩崎君はつまらなそうに自分の席に戻って行ったのでした。
「好き勝手言って去って行っちゃった。でも由美は気に入られちゃったねぇ」
怒りが収まりきっていない同僚は首と右手を大きく振って「あんな奴お断り!」と啖呵を切りますが、そんな姿すらも照れ隠しに見えてしまうのでした。
「素直じゃないなぁ」
「それ以上言うと許さない!」
「あはは、ごめんごめん」
学生時代によく見かけたような光景だと懐かしさを覚えながら、私は由美の前で両手を合わせて謝ってみせたのです。
ちょうどその時、ドアが開いて私たちの直属の上司・戸田課長が入ってきました。
「おはようさん」課長が笑顔で挨拶をしてきたので、私と由美も声を合わせて「おはようございます」と応えたのです。
「課長もご機嫌ですね、何かありました?」由美は気さくに話し掛けました。
「俺以外にも機嫌がいい奴がいるのか、ウチの課は幸せでいいなぁ。
実は、今日、取引先と大切な商談があるんだ、俺はそんな時に着るスーツ決めているんだ。
験担ぎと言ってしまえばそれまでなんだが、気持ちの問題はこんな所で作用されるモノだろ?
でも三ヶ月前の商談の時にコーヒーをこぼしてしまい、大きなシミができたから着れなくなっていた。それでと言ってしまうと責任転嫁だが、先月の100%大丈夫と思っていた商談には別のスーツを着ていって失敗した。
だから、今朝、せめてこのスーツを見て運を呼び込もうと思い、捨てるのが忍びなくて仕舞っていた洋服箪笥の奥から引っ張り出してみたら、なんとシミがキレイに消えていたんだ。
嬉しくて、これを着てきたと言う訳だ、これで今日の商談も間違いなく成功するぞ」
課長はいつ小躍りを始めても可笑しくないくらいに軽いステップで席に着きました。
「へー不思議な事もあるものね」由美の言葉を私は上の空で聞いて「うん」 見渡す限り真っ赤だった…
 身体の奥まで入った空気は、肺も食道も攻撃し、焼ける痛みと共に空気の侵入を遮る。
「陽子、しっかりしろ!」
 夫が私を揺らして意識を確かめた。
「誠さん、水音は?」
 小学校に行き始めたばかりの一人娘の消息を尋ねると夫は静かに首を左右に振った。
 私の本能が出ない声を絞り出しながら「いや!」と叫ぼうとしたが喉の奥からの痛みは咳にしかならなかった。
 遠くで何度目かの爆発音がした…
 たった数分前まで明るい家族の中に居た私たちにもうその光景は無い。
 爆発の衝撃が遅れてやって来たが、夫が私を庇うように盾となり、その顔が苦痛で歪む。よく見ると私は大きな木の根元の空洞に入れられていて入り口に夫が居たのだった。
「陽子、僕はもうダメみたいだ…君を最後まで守れなくてごめん。君は最後まで希望を捨てないで欲しい。さようなら、君に会えて倖わせだった…」
「誠さん! 誠さん…」
 夫は静かに目を閉じて私に身体を預けた。溢れ出る涙さえもすぐに蒸発してしまう、叫び声は上げられず、喉はカラカラとなり空気も吸えず、私は気を失った…


半月が過ぎた日の夜、帰宅した私はむしょうに『消えノート』が気になりましたが、それを頭の端に置きながらもリビングでテレビを見ていました。
テレビには最近売り出し中の芸人がアップになっています。すると母が横からテレビを覗き込んで「この男の人、最近よく見るけど誰?」と訊いてきました。
「岩崎タローっていうお笑い芸人」
「面白いの?」
「全然、無駄話ばっかりで、その中で偶に笑いをとるって感じかな、すぐ消えるんじゃない?」
 母は「厳しい事言うね」と呆れ顔。
「視聴者は勝手だからね、ウチの会社に同じ名字で無駄話が多い後輩が居るんだけど、テレビ見ながらその子思い出しちゃう」とお調子者の後輩を思い浮かべて思わず苦笑してしまった時に(ピンポーン)と家の呼び鈴が鳴りました。
「誰か来たのかな?」すると、玄関から「陽子、誠さんがお見えになったわよ」と母の声が響きます。
「えっちょっと待って、えっと、えっと…」
「陽子、今更着替えてもお化粧しても手遅れだから観念しなさい、上って貰うわよ」半ばからかう様な母の声が続きました。
「もう、イジワル!」こう言っている間に誠さんが入ってきました。
「こんばんは」誠さんは優しい瞳で私を見つめます。
私は少し恥ずかしげに「いらっしゃい、どうしたの?」なんて返しました。
「今日はお客さんの所から直帰で早く帰れたから顔を見る時間が出来たんだ、いつも電話ばっかりだと寂しいし」そんな誠さんの優しさにボーと見とれてしてしまう。
「このまま、時間の流れが消えてしまえばいいのに…」どこかの漫画に登場する少女のようなつぶやきを思わず漏らした。
「ん? 何か言った」
私はハッとし、こんなことを聞かれたら笑われるのかな? なんて思いましたが、消えるというキーワードで思い出した事があったのです。
「誠さん、ちょうど良かった、相談があるの、部屋に着てくれる?」
私は母においしい夕食を頼んだ後に誠さんを部屋に誘ったのです。
「陽子の部屋って久しぶりだな、相変らずヌイグルミの一つも置いてない殺風景さが逆に気持ち良いよ」
「もーうるさいなぁ、あぁいうの嫌いなの!」
「ははは、らしいね。ところで相談って何?」
「あのね、信じられないかも知れないけど…」こうしてノートを拾った所から今朝の課長の話までを丁寧に話しました。
 誠さんは「う~ん」と頭を悩ませて、「普通では信じられない話だけど、陽子の話なら嘘はないなぁ」と自信無さ気な返事。
「信じてくれるの?」と念を押すと「当たり前じゃないか」とやっと答えてくれましたが、誠さんの顔は険しそうでした。
「誠さん?」
誠さんは決心したかのように口を開いたのです。
「これは、あくまでお話なんだけど…」
「うん…」真剣な誠さんの顔を見て私は唾を飲み込みました。
「こんな話を聞いたことあるかな? ある男が三つの願いを叶えてもらえる事になった」
「それで?」
「その男は、最初に“大金が欲しい”と願うと、最愛の一人息子が死んで、その保険金が男の手に入った」
「うん、うん」私は誠さんの話に聞き入りました。
「息子を失って悲しんだ男は、今度は“息子を返してくれ”と願ったんだ」
「当たり前よね、一人息子だもん」
「するとある夜、表のドアを叩く音がして『父さん、帰って来たよ』と声がした。男は喜んでドアを開けようとしたんだけど、奥さんが警戒してまずは窓から玄関に居る筈の息子の姿を確認した。すると、その姿はゾンビだった」
「怖い」私は誠さんにしがみ付きました。
「確かに怖かったのだろうね、その後もドンドンと何度もドアを叩く音が響き、息子の声で『父さん、せっかく帰って来たのに何で開けてくれないのさ』『父さん開けて!』と男を呼んだらしい、段々怖くなった男は『お前はもう息子じゃない! 金も要らないから消えてくれ!』と叫んだらしいんだ」
「…」誠さんから離れられないまま無言で続きを聞きました。
「すると、ドアを叩く音が消え息子の声がしなくなったんだ、夜が明けて外に出ると、ドアには幾つもの叩いた痕が残り、家の中の大金も無くなっていたんだって…」
「結局、男は最愛の息子を失っただけだったの?」
「そうなるね、どう思う?」誠さんは私の両肩に自分両手を置いて私の顔を覗き込みました。
「なんだか似てる」恐る恐る私が応えると、
「そうだろう? この男は大金を貰うと言う願いを叶える為に息子の命と言う対価を支払って、息子の命の為に恐怖と言う対価を払い、最後に全てを失う、この『消えノート』の対価は何なのかな?」
「この前は何も無かったよ」私の声が震えている。
「じゃあ、いいんだ、でも気を付けた方がいいよね」
「うん」小さく頷いた私の身体を誠さんは優しく抱きしめてくれました。
「安心して、僕が傍にいるから」誠さんは耳元で優しく囁いてくれたのです。
その時、母が大声で「ご飯できたよ~」と叫びました。
私達はビクッと身体を震わせて慌ててお互いの距離を広げたのです、そしてアハハハッと声を合わせて大笑いしました。
「誠さん、ありがとう」
「いいよ、大切な彼女の悩みなのだから、さぁあんまり待たせるとお母さんが心配して覗きに来るからご飯食べに行こうか」
「りょーかい」
先に立ち上がった誠さんの差し出した右手に私の手を差し出して「よっ」と声を掛けて立ち上がると、一緒にダイニングルームへと向かいました。
(お母さん、料理にもう少し時間を掛けてくれたら良かったのに…)なんて不満を心に秘めながら…
食事が終り、誠さんが帰った後に改めて自分の身の回りを確認しました。しかしスーツのシミが消えたことに対する対価は何も思いつきません。
「誠さん、大丈夫だよ、おやすみ」
まるで中学生が星に祈るような子どもじみた呼びかけが妙にピッタリ合う夜でした。

古楽
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古楽

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