あとがき-または、ただの言い訳-
僕が昔、初めての近未来作品はいかがでしたか?
この話は陽子が家族を失う「終末」というプロローグ部分の後に、幾つもの話を挿入できる形になていて『消えノート』は最終話と言う位置付けになります。
たとえば、恋愛時代から結婚式前後に“他人の心が読めるヘッドホン”で「恋」をテーマにしたり、学生時代に“忘れないペン”で「競争」をテーマにしたりと…
どうせ全て青いタヌキ(=ドラえもん)がモデルと言う事で片付くのですから(笑)
もう少しだらだら言い訳するならば、僕が考える近未来には必ずと言っていいほど人類の終わりが見えてしまいます。歴史に関わる者として人はそれほど愚かではないと信じたい反面、たぶん何も知らされないままに世界はいきなり滅びるんだろうな?
っていつも感じます。
これは、歴史に学んで、起こしてはならない物語です。