第15話 我はうみのこ
モジャ太郎達は湖岸に出ました。岸には小舟が一隻あったので、それに乗って行くことにしました。モジャ太郎はこの小舟を「うみのこ」と名付けました。モジャ太郎達はうみのこに乗って琵琶湖を突き進んでいきました。
横を見ると鳥人間コンテストに参加してる鳥人間達がいました。鳥人間達は飛んだり、沈んだりしていました。ある者は大声で喜び、ある者は涙にくれる。あの大空を飛んでみたい、誰もが憧れるその夢にすべてをかけた者達の熱い戦いにモジャ太郎達はおろか、全米が感動しました。
しばらく進むと竹生島が見えてきました。鬼ヶ島に鬼を退治しに行くと家を出て以来、ようやくそれっぽいことができそうな感じでした。そして、無事竹生島に着くことができました。 初めての島にモジャ太郎は大興奮です!しかし、サルは舟に酔ったためかあまり元気がありません。しょうがないのでサルは置いてモジャ太郎とイチとキジで行くことになりました。
まず、石段を登りました。165段もあるのでかなり疲れました。石段を登り切ると弁財天堂がありました。幸せ願いだるまさんにお願いごとを書いて奉納しました。竹生島はパワースポットとして有名なので願いが叶いそうでした。
モジャ太郎は「髪がストレートになりますように。」とお願いしました。
イチは「早くレベルが上がりますように。」とお願いしました。
キジは「頭がハゲませんように。」とお願いしました。
サルはお留守番なのでモジャ太郎が代わりに「バナナが食べれますように。」とお願いしました。
お願い事をしたモジャ太郎達はさらに石段を登りました。石段の先には三重の塔がありました。三重の塔の最上階でモジャ太郎は御神木を見つけました。モジャ太郎達はとうとう御神木を手に入れました。目的を果たしたモジャ太郎達は帰ろうと岸まで戻りました。