第17話 伝説の琵琶湖大ナマズ
やられたサルとキジを置いてモジャ太郎とイチは再びうみのこに乗って帰ることにしました。すると、琵琶湖の底から巨大な大ナマズが現れました。御神木は大ナマズを封印するための物だったのです。御神木を動かした今、その封印が解かれてしまったのです。
大ナマズは髭を大きく揺らし、地震を起こしました。長浜の町が大きく揺れました。人々は何事かとびっくりしました。大ナマズはその大きな巨体で暴れ回ります。大きく揺れる大波に耐えきれずモジャ太郎はうみのこから投げ出されてしまいました。
すると、その瞬間大きく口を開けた大ナマズはうみのこを飲み込んでしまいました。うみのこにはまだ御神木も、イチもいました。しかし、大ナマズはそれごと全部飲み込んでしまったのです。御神木のパワーを取り込んだ大ナマズは見る見る内に龍の姿に変わっていったのです。龍は大ナマズの2倍は大きく、20倍は強そうでした。モジャ太郎の最後の戦いが始まろうとしていました。