第18話 龍VSメカゴリラ
家来をすべて失ったモジャ太郎は岸に打ち上げられていました。空では龍が暴れています。信長は軍勢を率いて龍と戦っていますが、歯が立ちそうにありません。このままでは、長浜が終わってしまう。そう思ったモジャ太郎は再び立ち上がるのでした。
モジャ太郎は奥の手を使うことを決意しました。それはこの旅が始まってからずっと持っていた暫を食べることでした。暫はモジャ太郎の大好物、その大好物を、食べることでモジャ太郎はパワーアップするのです。
暫を口にし、モジャ太郎に変化が起きます。モジャモジャだった髪の毛は真っ直ぐストレートになり、ツンツンに逆立ちました。髪の毛の色も黄金に輝き出しました。すごいオーラを纏った伝説の戦士「スーパーモジャ太郎」の誕生でした!
さあ、スーパーモジャ太郎の攻撃です。スーパーモジャパンチを繰り出しました。しかし、龍は空にいるため、攻撃が当たりません。すると、龍はモジャ太郎めがけて炎を吐き出しました。炎がモジャ太郎を包み込む、そう思った時、モジャ太郎の盾になった者がいたのです。
それはディーゼルエンジンを搭載し、新しくハイパーメカとして生まれ変わったキタゴリラ改めメカゴリラとなったサルだったのです!死んだはずのサルが何故蘇ったのか、誰がどのようにして改造したかは大人の都合により割愛させていただきます。兎にも角にもメカゴリラのパワーは半端ではありません。
さあ、メカゴリラの攻撃です。メカゴリラパンチを繰り出しました。しかし、龍は空にいるため、攻撃が当たりません。すると、龍は再び、モジャ太郎とメカゴリラに向かって炎を吐き出しました。すると、モジャ太郎とメカゴリラを連れて空に飛び立った者がいました。それは二匹のカイツブリでした。そうです、鬼によってホールに突っ込まれたキジが帰ってきたのです!そして、余呉湖で別れた親カイツブリも助けに駆けつけてくれたのでした!死んだはずのキジが何故蘇ったのか、親カイツブリがどうして駆けつけることができたのかは、それは奇跡が起こったからとしか説明しようがありません。兎にも角にも心強い仲間が揃いました。
モジャ太郎を親カイツブリが、メカゴリラをキジがそれぞれ背に乗せ、空前絶後の空中戦の始まりです。