第6話 カイツブリの恩
琵琶湖に出たモジャ太郎は釣りをしました。
ブラックバスが釣れました!
ブラックバスが釣れました!
ブルーギルが釣れました!
ブラックバスが釣れました!
鮎が釣れました!
モジャ太郎は鮎を手に入れました。
モジャ太郎は帰ることにしました。
すると、そこに一羽のカイツブリが倒れていました。カイツブリはお腹が減って動けないようでした。カイツブリはモジャ太郎に
「モジャ太郎さん、モジャ太郎さん、お腰につけた暫、一つ私にくださいな。」
と言いました。
暫はモジャ太郎の大好物なので、代わりに鮒寿司をあげようと思ったらカイツブリに断られました。仕方ないのでさっき釣った鮎をカイツブリにあげました。カイツブリは鮎もおいしいと言いました。すっかり元気になったカイツブリは琵琶湖に帰っていきました。家来になってくれるかなと期待したモジャ太郎は少しがっかりしました。
モジャ太郎は帰ることにしました。帰りは真ん中の道を選び、楽に帰りました。鮎もなくなったし、結局何も得る物もないまま帰ってきました。