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あらすじ

どこにでもあるコンビニエンスストアで働いている「僕」が、夜勤で一緒に働く山口さんと過ごしたちょっと珍しい深夜の出来事です。

大学1年の頃道に迷って偶然見つけたことがきっかけで、僕は既に2年以上アルバイトをさせてもらっている。
このコンビニの少し珍しいところは、深夜はお客が全然来ないこと。来店客が来るとむしろ少しびっくりする。
僕が一緒に働いている店員山口さんは、ひげもじゃで、二つの癖を持っている。「はっはっ」と笑うこと。そして右手の人差し指に、長く伸びたあごひげをぐるぐると巻きつけること。

ある日、山口さんはこんなことを漏らす。
「僕はこいつらの先輩なんだ」
ここで言う「こいつら」とは売れずに残ってしまい、商品の期限を過ぎてしまった廃棄商品たちのこと。
これは山口さんと僕が過ごした、ちょっぴり特別な深夜のお話。

作品更新日 :
2015-02-17
文字数 :
6,697
閲覧数 :
3,122

目次

鈴季ユースケ

鈴季ユースケ

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