Novel
SF

我が輩は猫でありけり

リネセス
作者
リネセス

今日は良い天気。こんな日は、外に出て温かい日差しの中で昼寝が一番ではないか。 そうクロは思った。ご主人様が帰るまでは時間がある。どうやってこの時間を潰そうか。

失敗作

リネセス
作者
リネセス

「博士・・。やりましたね。実験は成功です。」 「うむ。まだ本当に成功なのか検証をする必要があるが、ひとまずは成功と言えそうだな。」 「これで、長年の苦労も報われたってもんです。今日は祝杯をあげにいきましょう。博士の好きなマッカランでもどうです。」 「うむ。」 「どうしたんです。博士は嬉しくないんですか。」 「いや、そういうわけではないのだが、本当に実験は上手くいっているのか確かめないと。」 「いやいや。絶対に実験は成功ですって。」

ナニモノ

リネセス
作者
リネセス

今日も学校の屋上で一人、ボーっと空を見上げる。 目の先には雲がゆらりと流れていて、風が穏やかな事を僕に伝えていた。 青々とした空と白い雲は、いつだって僕を心地よい時間に誘ってくれる。 そうだ。ルートヴィッヒ・フォン・ベートーヴェンの田園を聴いているかのような。 田舎での生活の思い出を描写したと評されている作品は、Yの心を穏やかな空間へ運んでいった。 今日はいつまでここにいれるだろうか。時間を任せられるくらいここに居たい‥。 そうYはふと思った。

限りなく水色に近い緋色
残酷な表現含む

オカザキレオ
作者
オカザキレオ

遺伝子研究の実験体として遺伝子特化型サンプルにされた宗方ひなたは、自身の能力を持て余しながら、他者を避ける日々を送っていた。自分の能力が誰かを傷つける、それが怖くてただコワくて。繰り返えされる転校の日々。その転校先で出会ったのは、【実験室】で暴走し、発火能力(パイロキネシス)で傷つけた少年だった────オトナの思惑に翻弄され、サイキック能力を押し付けられた少女達が戦い続ける理由は、この街と目の前の大切な人をを守りたい一心それだけで。原案協力・水原緋色様。小説家になろう内 エッセイ村企画春の収穫祭「プロット交換祭り」で誕生した短編を連載化する事になりました。更新不定期遅筆を陳謝。生暖かく見守って頂けたら、と。高校生は恋にサイキックに忙しい?! 小説家になろうからの転載作品、現在タスキー様で連載中。ミラクリエ様では第一章のも試し読み掲載。

ある死刑囚の夢

樹樹
作者
樹樹

オレは死刑囚だ。 いや正確に言うともう死刑囚ではない。 本来ならもう処刑されているところだ。 この国では昨今、『死刑』か『死ぬまで人体実験の被験者になる』か、 死刑囚本人が選べるようになったのだ――。 SFホラーショートショート。

間引き

樹樹
作者
樹樹

ある日突然、人間が地球外からの宇宙船に攫われはじめた。 なすすべもなく連れ去られる人間たちと、地球の行く末とは――? SFショートショート。

うさぎの夢

樹樹
作者
樹樹

「うさぎにおまんまをやるのを忘れちまっただろか?」 今はもう飼っていない”うさぎ”の餌を気にする母の言葉の本当の意味とは――。 ホラー系ショートショート。

消失論

樹樹
作者
樹樹

”人類はなぜ尻尾をなくしたか?” この問いに対する答えを見つけるため、疑似尻尾を装着する実験が始まったが――。 ほんのちょっと未来が舞台のSFショートショート。

世界の平和

樹樹
作者
樹樹

”ある日突然、世界は平和になった――” UFOが空に浮かんでいるのが日常の光景になったある日、人類に突然あるメッセージが届けられた。 世界平和実現の秘策とは――? ブラックユーモア・ショートショート。

帰郷

樹樹
作者
樹樹

マナは宇宙船の窓から 懐かしい地球を見つめていた。 そこには母と引き裂かれた悲しい思い出があった。 現代~近未来のショートショートです。

Delicate Driver.

ななん
作者
ななん

ある日、伊吹 実(いぶき さね)が夢から覚めた傍らにあったのはプラスドライバーでした。

蒼黒のクロックタワー

碧空澄
作者
碧空澄

 あの時計台に乗り込み、終わらない輪廻から抜け出してやる。  繰り返す毎日。終わらない無限ループ。鍵は、街の真ん中にある時計台だった。  長編にしようかなと思いましたが、時間がないので短編にしました(*^^*)

天翔る豺狼、地に伏せる黒竜

碧空澄
作者
碧空澄

 まるで狼のようだと、誰かがそう形容した。  破壊欲に苛まれ、人を殺して回る殺人鬼の『狼』と、絶対的正義の象徴である『竜』のお話。  厨ニ病大爆発! かつて最強だった14の頃を忘れまいと書いた小説です。

あの幽霊は今何処に

健道 長楽
作者
健道 長楽

ある日男性が金縛りにかかってしまった。 金縛りをかけた幽霊が男性の目の前に現れた瞬間、男性は叫んだ 「美しい!!」 幽霊に一目惚れした男性と未練を抱えた女性の幽霊の約一週間の物語